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117話 円滑にするために


――

金庫

――


「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」

「お金を預けたい」

「一部をお預けになられますか? それとも全額お預けになられますか?」

「全額で」

「かしこまりました。確かに全額お預かりいたしました。ヒナタ様の預金は3668Gでございます。またのご利用をお待ちしております」


 うん、これでよしと。ふふ、3000G貯まったな。これでいつでもウォーターベッドが買える。さぞかしウォーターベッドの寝心地は良いんだろうな。買う時が今から楽しみだよ。なんだったら今日売ってたりしないかな? ちょっとだけ期待しておこう。


――

ショップ

――


 ウォーターベッドは……、残念。置いてないね。あの時ついに仕入れられたって言ってたから無いだろうなとは思ってたけどさ。


「「やあ、ミセミセのショップへようこそ♪」」

「ウォーターベッドが欲しいんだ」

「「なるほどウォーターベッドだね。頑張って仕入れてみるよ」」

「お願いするよ」


 これで仕入れ予約は完了だな。いやぁ、楽しみだね。次ここに来るのは果てなき森の攻略が終わってからだろ? モチベーションにしよ。

 アイテムの補充は……、無しでいいかな。準備完了ということでヒショのところに戻ろうか。


「準備ができたのか?」

「ああ、準備万端だよ」

「今回の攻略では仲間モンスターは連れていけない。それも分かってるな?」


 ……あ、そうなの? 普通にツバサと攻略する気満々だったわ。連れていけないんなら置いていくしかないな。そんな大事なこと先に言っておいて欲しかったな。ここからモンスター牧場まで行くのちょっと遠いんだよな。……まあ、仕方ない。さっさと手続きして戻ってくるか。


 …………ふぅ、戻ってきたぞ。これで今度こそ準備万端のはずだ。


「準備ができたのか?」

「ああ」

「今回の攻略では仲間モンスターは連れていけない。それも分かってるな?」

「ああ」

「よし、それなら準備万端だな。皆の準備が整うまで近くで待機しておいてくれ」


 お、待機なのね。……いや、暗転か。


 視界が暗転してヒナタが次に目を開けるとギルドの面々が皆集まってきていた。全員準備が整っていることは聞かずとも分かる。軽く頷いてヒナタが前を向いたのとヒショが口を開いたのは同時であった。


「……よし、全員集まったな。それでは出発の前に今回の攻略パーティを伝えておきたい」

「攻略パーティ?」

「ああ、そうだ。攻略を円滑に進めてもらうためにもパーティを組んで果てなき森の攻略に挑んでもらうことに決まった。……そしてそのパーティもこちらで決めさせてもらった」




tips:

今回の攻略ではモンスターは一切仲間にならない。

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