夏休みの終盤
「2017年の8月18日ってことは、まだ夏休みだよなあ?」
しろき君にそう聞かれたので僕は「多分そうだね~課題やらなきゃじゃないもしかして」って答えると
「マジかよ~転生してきていきなり夏課題に取り組むのはないぜ」っておどけたように言った。
「まあ19歳の頭なら夏課題テストは余裕で1番とれるだろー?」
「いや、わかんないよ舐めてると危険かもなあ」僕は結構慎重に考えた。
「そういえば知ってるクラスメイトっているのかあ?」って僕に聞いてきたので
「おそらくだけど、人口が増えてるから、知らない人と知ってる人の両方がいるんじゃないかな。」って答えた。
「そうかあ、確かに自分の家族とかはきちんといたからなあ。親が5才若返っても気づかなかったけど」
「多分今連絡先を持っている友達は全員いると思うよ。」
「なら今から連絡取ってみようよ。」
「そうだな」
こうして僕たちはおそらくいるだろう友達に連絡を取り始めたのである。
「友達が5歳も若いとなるとガキで扱うのが大変そうだな。」ってしろき君が言い出した。
「僕はそれに対しで「僕らも若く見えてるからね。」
「いきなり大人ぽく見えるとなんか怪しまれるかもだよ。」
このことからみんなの前では大学生らしい発言ではなく、もう少し会話のレベルを下げることになった。
友達と話すことによってもしかしたら、何かつかめるかもしれないからだ。ようするに場に馴染む事が重用であると考えたのだ。
「まずはりょうすけに連絡取ってみようよ。」「普通に遊ぼうみたいな感じで、しろき君と家近いんだし。」
「いいねえ!あいつ中2の頃は幼くて、すぐキレてたよなあww」
「しろき君、今回はあんまりからかわないようにしてよ」って僕は忠告した。
しろき君が中学2年生の頃、りょうすけに対して、
もやしとかブロッコリ-っていうあだ名でよんでよく怒られていたからだ。
なぜもやしかというとそれは体型がとてもひょろひょろだったからである。
ブロッコリーはというと、とても髪型がブロッコリーに似ていたらしい。しろき君曰く。
それによりクラスでそのようなあだ名で呼ばれる事が多かったのである。
でも決して仲が悪かった訳では無い。ただおふざけが過ぎたのだあの頃は。
異世界編で連絡を取る友達については、第一話にまとめておきました。