新たな世界
何かおかしいことに気づいた僕たちは、あらゆる可能性について探った。
しろき君が「これはタイムスリップなのでは」
と言ったので、現代の日付と年を隣の客に聞いてみることにした。
隣の客が「今日は2017年8月18日だよ」「急にどうしたんだい?」と言ったので、
僕たちは「ええ!本当に時間が巻き戻っている」と
とても驚いた。
でもそれだけじゃなかった。何と、しろき君と僕の身長がほとんど同じになっていたんだ。
そのことを僕が指摘すると、しろき君は「そんなわけあるか」と言ったんだけど、
僕と背比べをしたことにより納得した。
店を出た後に、どうやらタイムスリップではなさそうだって分かった。
なぜなら町並みが過去のものではなかったからだ。何と、少しだけ発展していたのだ。
100M級のビルが、自分の街にたくさん存在していた。
もちろん従来の建物は残っている。国土が10倍になっているので、その広がった場所に今までなかった農園やビルがたくさんあったのだ。
しろき君が「これはもしかして異世界にきたのでは」と言い出したので、僕もその可能性を本当に検討し始めた。
とりあえずスマホを見てみると、電波が繋がったので驚いた。「まさか繋がるとはな」「何で繋がったんだろう。とりあえず使えるものは使おう」
しろきといっしょに調べたことをここにまとめよう。
まず第一に地球の10倍くらいの大きさの星であることが判明。
次に人口は地球の約3倍の210億人程度。
さらに元々の世界にあった建造物はすべてあるのだ。それには僕たちもとても驚いた。
「僕たちの家もある」しろき君がそう言ったので、確認してみたら本当にあったのだ。
「つまりこれはタイムスリップして異世界にきたわけだ」っと僕は納得したのである。
僕たちは5歳若返ったことを確認したのである。なぜならしろき君の顔がとても幼いからだ。
「お前の顔は幼くなってもイケメンでいいなあ!」
僕の顔はあんまり変わっていない。なぜなら中学生になってから大学生になるまで身長があまり伸びす、顔も変わっていないからだ。
つまり若返っても元々変わっていないからほとんど同じ顔なのである。
「ってことは今は中学生になってるってこと?」しろきが僕に聞いた。
「そうだねえ、まさか中学生をやり直すことになるとはな!」
なんやかんやで異世界の中学校(とはいっても自分の母校)に通うことになったのだ。
転生後は二人は14才になっている設定です。
今回は年だけが若返っているので、異世界に転移したのでは、という意見を多々いただきました。
ですが現実世界の関係を描写するまでは転生という形で進めていきたいと思います。