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01話 ーThe stars are always in my heartー

プラネット・ディーバ #01-1


とある銀河のとある惑星にて...


「~~~♪ ~~~♪♪」


誰しもが聞き入ってしまう歌声。


「スターエネルギー解放まで残り20%」

それに反して無機質な機械音と感情のないAIの音声。


相容れない(オト)どうしが響きあっている。


そんな中...

「陛下、第2防衛ラインが突破されました。ヴァルニア衛星陥落は時間の問題かと。」

兵士の男が淡々と告げる

「そう...やはり準備しておいて正解でしたね。ヴァルニアの歌守隊(かしゅたい)は撤退させなさい。"あれ"を使います。」

「はっ」


陛下、そう呼ばれる老女はため息をつく。

「まさか、ここまで押されるとは....。ミリア...耐えてちょうだい。」

目の前にあるモニターに目を落とす。

そこには、誰もいないステージで力強く歌う少女の姿があった。。。

まるでショーケースの中の宝石のように、辺りが暗く少女の周りだけが明るく照らされていた。


星暦200年、長きに渡る星間戦争は未だ過激の一途を辿っていた。


各星々の生命の源、「スターエネルギー」。

星に宿ると言われている''無限のエネルギーだった''。 25年前のとある出来事までは・・・。


-25年前 星暦 175年-

アルファ-a-銀河 惑星フース

惑星人口 100億の巨大惑星だ。


要塞都市 シャルール

惑星防衛隊 第三支部 指令室


隊員の女「不明機の反応あり!数は不明です!!」

司令官の男「何をしている、特定を急ぎ、念のため偵察機を出撃させておけ!!」


球体型の偵察機が本部基地から続々と飛び立っていく。


男の子「ママーなんかいっぱい飛んでくよー」

子供の母「あら、ホントだわー。何かあったのかしらね。」

「パパはあそこに乗ってるのー?」

「あそこには、誰も乗ってないのよ、パパは基地の中で頑張ってお仕事してるから早く帰ってお夕飯の準備をしましょう」

「うん!!早く帰るー-」

男の子が勢い良く坂を駆け下る。

「こらっ!あぶないわよー。」


無人偵察機が飛び立っていく眼下の街では、今日も人々が平和に暮らしていた。

これが惨劇の始まりだとは誰も知る由もないまま・・・。


不明機の反応から2時間後~

司令官の男「不明機の発見はどうだ?」

防衛隊員の男「ダメです、レーダーはおろか、無人偵察機からの映像でも確認できていません。」

「なに?レーダーでの反応はあったんじゃないのか?」

「はい。2時間前ではしっかりと反応がありましたが、今は確認できていません。」

「レーダーの誤作動も含めて、調査を急げ。」


ピピピピピピピピピピピピピピ!!

突如響き渡る警告音。


「来ましたっ!!不明機の反応レーダーにあり!! これはっ・・・。」

「どうした!?」

「指令、これを見てください。」

指令室の大きなモニターに映し出される映像。

そこには、何もない空間からとてつもなく巨大な機械の塊が現れた。


「な、なんだこれはっ! まるで機械の惑星じゃないか・・・。直ぐに警戒警報と本部に連絡だ!!」


街中にサイレンが響き渡る。

街を歩いていた人、サイレンに気付き家から出てきた人、全ての人々が一斉に空を見上げる。

街の男「なんだあれは・・・。」

男が指差す先には''謎の巨大物体''から無数の赤い光が発光しだした。


刹那、空が赤く光る。

街の人々がどよめく。放たれたレーザーは惑星を守るシールドで塞がれ、その衝撃がシールドに伝っていき波が見える。


同時刻・指令室

「正体不明の物体からからレーザー攻撃!!出力不明。シールド損傷率50%ですっ。既に融解箇所もあり!!」

「たった一撃で50%だと・・・。」

「司令っ、報告です!! 惑星防衛本部、並びに王室より伝達、これより、正体不明物体を'機械の惑星=エルニア’と呼称。直ちに敵対意思の確認とのことです。」

「敵対意思の確認だと・・・、既に攻撃を受けているんだぞ、何をやっているんだ上の連中は!!!

警戒態勢から第一次戦闘態勢に以降、避難警報発令だ!」


要塞都市 シャルール

ー宮殿 王室ー


「ついに、この時がきたか・・・。やはり予言通りだったようだな」

大臣は言う

「シン国王様、街の人々が混乱されているようです、今からでも全てをお話しされた方が良いのでは?」

「いいや、その必要はない、もうじき全てが飲み込まれるのだ。今更話しても遅いであろう。この惑星の人々と惑星には悪いことをした・・・。」

モニターに向かい他の国の王に国王は言った。

「みな聞いておるか、全ては先程述べた通りだ。この惑星はもうすぐ飲み込まれる。今から国民に告げるもよし、各々正しいと思った選択をしてくれ。'星々はいつも心の中に’」


一方街では、避難警報が発令されサイレンが響き渡っていた。

「おいおい!なんで避難船が飛ばせないんだ!」

「すみません、スターエネルギーが消失したため飛行不可能な状態です!!」

男と兵士が言い合っている。


その時、機械の惑星=エルニアから突如青い閃光が放たれた。。。。

惑星全体が青い光に包まれる。

「うっ、眩しい。」


アルファ-a-銀河 惑星エリス

惑星フースから3万光年離れた惑星


「こちら惑星フース 防衛本部、直ちに応援を要請しザザザザザ・・・・」

「惑星フース!どうしました?反応してください。惑星フース!」


星暦 175年 6月8日

時刻21:18


-惑星フース・機械の惑星=エルニア消滅-

自由気ままに書いていく。

何卒よろしくお願い申し上げます。

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