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明日の空は何色だろうか  作者: 教育大好きお父さん
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『私』は断じて「変人」ではない。

三年前の春に結婚し、昨年には長男が生まれた。

世間一般には学生婚であったからか、苦労しているとか、無計画な人とレッテルを貼られるが、そんな事はない。


よく聞かれる質問は、なぜ結婚したのか?だが、そんなもの結婚したって分からない。

取り敢えず「ビビッ」ときた、とか、「運命を感じた」と抽象的な表現で場を濁す。


何も嘘は言っていない。

本当に「この人が嫁になるのだな」と感じたし、思った。

それはプラスの意味にも、マイナスの意味にも取れるだろうから、読者の好きな様に解釈して貰えるといいかも知れない。


驚かれるのは妻が日本人ではないことも重なっているのだろう。

グローバル化に伴って、国際結婚は身近なものとなったが、それでも少数である。

まぁ、そんな事を気にするのは第二次世界対戦の生き残りか家族ぐらいなもので、多くの一般市民にとっては隣の畑が青いか青くないか程度の問題だろう。


ここで「女性」と一括りにするのは失礼だろうし、昨今の性別に対する過激な迄の反応を鑑みれば私の知る所の女性はと形容すべき、女性たちは、解答を求めない質問をする事があると一般的に言われており、これは妻も例外ではない。

何とも皮肉な事に、この手の質問に対して私は答えてしまう人種である。

従って、私は妻を怒らせる事の達人である。

何より、サディスト的に聞こえてしまうかもしれないが、いや、サディストであるからか、私は人を揶揄う事が好きであり、戯けて見せたりする事に喜びを感じる。

人が嫌がる事と、他人の不幸が大好きな事も重なってか、妻の質問には真面目に答えてしまう。

別に悪気があるわけではないが、妻のことだからどうしても真剣になって考えるのだ。

別にどうでも良い他人であるなら、聞く耳すら持たないか、同情の一つや二つ掛けてやらんでもないが、殊妻に関して言うならば、他人に対してのそれには当てはまらない。


とは言うものの、妻の事は好きである。

息子の事も愛して止まない。

それは執筆者名からも察して頂ければと思う。


私は「サディスト」で、「教育が大好き」な、「悪戯っ子」である。

一言で言い切れば「奇人」だ。

ここにアイデンティティは存在する。

「変人」だと「変な人」の様に聞こえるが、「奇人」だと「奇妙な人」と少し文学チックなのだ。

本職の講師という立場から言うならば、私の文で問題を作れと言われればだが、テストに出るからちゃんと確認しておく事だ。


そんなこんなで三年、正確には2年と半年ちょっと、が経ったのだが、今は相互誤解による決定の下、別居している。


誤解される前に断っておくと、夫婦仲は冷めていないし、二人目も考えている。

名前だって決めているし、男の子か女の子か論争も起きている。

毎日テレビ電話で話もする。


書くことがなくなった時のために詳しくは控えるが完結に纏めると、妻がいつもの様に答えを求めていない質問をして、僕が真摯に受け止め、妻の言ったことを実行した結果である。


所謂、「冗談を真に受ける」の行き過ぎた状況である。


ここで読者の方々、特に良識ある皆様方なら「お前は妻がアメリカにいる間何をしているのだ!?」と言うだろうが、移民VISAの申請途中であるから易々とアメリカには行けないのだ。


何とも不合理な限りとは思うが、幼気な妻(三十代)が経済的にも家庭環境的にも困っている事をアメリカは悪しとは思っていないらしい。

妻だけでなく息子はどうなのだろうか?

何ともおかしな話である。

何より、大使館からは移民VISAの申請中は海外渡航を原則しない様にと言われている。

国債を大量に発行している割に、税金の浪費を促すとは殊勝な心掛けである。

まるでどこかの賭博中毒患者の様だ。


まぁ、何にせよアメリカの税金など日本にいる私は知ったことでは無いが、クリぼっちを結婚してから経験するとは思わなかった。


まぁ、何にせよ、そう言った訳で一人暮らしを今は謳歌している。


嘘だ。


私は元来集中すると止まらないタチで、妻が生活をコントロールしてくれなければ、何時迄も勉強してしまう悪い癖がある。

寝不足でも仕事に差し障りはないが、流石に二、三日寝ないと疲れは感じるもので、奇妙な感覚を覚える。


妻からは、不摂生を指摘されるが、彼女も良く私を見ているもので、妻が居なくなってから二週間で8キロの増量に、意図せずして、成功した。

何とも凄い様に聞こえるが要するに太った訳だ。


まだ70キロをオーバーしたに過ぎない。

デブではないと私は信じている。

それでもデブだと言って来る人には、例えば年末に顔を合わせる母親には、越冬に向けて少し蓄えただけだと言うつもりだ。

「蛙の子は蛙」と言うではないか。

なら「熊の子は熊」なのだ。


言いたい事は山程あるが、これを読んでいる君の興味のなさそうな顔を考慮してここで筆を置く事とする。

文体は「私」が書きそうな感じで、わざと長々としています。

誤字脱字があるかもしれませんので、教えて頂ければと思います。

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