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科学と幻想の超能力  作者: Amatera/あまてら
科学都市編
7/29

07話 新入りと転入生

...え?

「え?ちょっ待て、どういう事だ?」

「どういう事も何も、私は特班の者ですが?」


と、その女は言う。だが、こんな奴は特班の人間では見た事が無い。もしかして新入りとか...?


「その...もしかして新入りとか?」


と、俺が言うと彼女は、


「まあ、新入りと言えば新入りですかね。でもこういう経験が無いわけではありませんよ?」


と、彼女が言うと、


「とりあえず、この状況をどうにかしないとですね」

「あっ、そうだった...」


すっかり忘れてた。だがこの人数を一度に相手できるだろうか..しかもリルを護りながら...流石に無理があるな...と、そう思っていた時、


「茶番はもういいか...?我々にも時間があまり無いからな。もう終わらせてもらう...」

「っ!!」


と、男達はリルを除いた、俺と”特班を名乗る女”に向けて攻撃をしようとした時、


「神田君、リルさん、こっちへ!」

と、スっと俺たちに手を差し伸べてきた。一体何をする気なのだろうか...


「何をする気だ?」

「今は言ってる余裕がありません」


と、彼女は言った。そして、


「本当なら、目標を安全に確保したかったが、仕方がない...死ねっ!!」


男達は、攻撃してきた。もうダメだ...と思ったとその時――


フッ!


「何っ!何処に行きやがった!?」

「き、消えた!?」

「くそっ!探し出せ!!」




「...ここは?」


...気がついたら俺達は、知らない建物の屋上にいた。すると、


「条介...」

「っ!リル!無事か!?」

「ええ、なんとか...」


リルは無事なようだ。怪我もしてないみたいだ。


「神田君」

「...?」


振り向くと、特班を名乗る女がいた。


「あの時何をしたんだ?」

「私の能力で逃げたのよ」


と、彼女は言う。


「お前の能力?」

「ええ。私の能力は”空間移動”で、空間を瞬時に移動する事ができるの」

「へぇ~...」


...正直俺の能力よりも相当便利そうだ。よく遅刻する俺からしたらな......


「そういえばお前の名前は?」

「...そのうち分かりますよ」


と、ニコッとしながら言った。どういう事なのかは分からない。


そして――


「ふぁぁ...」


8:20...


「やべっ!早くしねぇと!!」


ドタドタッ!


「んーっ!はぁぁ..おはよう、条介」


リルが背伸びをしながら挨拶したが、


「悪ぃリル。今日は一人で朝ごはん食べといてくれ」

「えっ?」


そう言って俺は学校にダッシュで向かった。


ダッダッダッ...


「はぁはぁ、間に合うか!?」


そう言っていると、


「あ!条介ー!早くしなよーっ!!」


クラスメイトの夜戸が、門の前で俺を待っていた。


「はっはっ、間に合ったか!?」

と、時計を見ると、


8:30...ギリギリだな....


「条介、間に合ってよかったね!(ニコッ)」

「ニヤニヤしながら言うなよ...」


そして俺と夜戸は教室へ向かった。


「そういえば条介、このクラスに転入生が来るらしいよ!」

「え、そうなの?」


どうやら、このクラスに転入生が来るみたいだ。そしてしばらくすると、


ガララッ...


「皆さん、おはようございます。今日は知ってる人もいるでしょうが、このクラスに転入生が来ます!」


と、先生が言う。教室は転入生の事でざわめいている...まあ、転入生なんて珍しいから仕方なないか。


「それでは転入生を紹介します!どうぞ、入ってきてください!」


カッコッカッコッ...


靴音を鳴らしながら入って来たのは。...


「はじめまして。私の名前は”月宮弥生(つきみややよい)”です。よろしくお願いします」


と、転入生が、頭を下げた...だが、


「...え?こいつ...」


...間違いない。この女、あの時”特班を名乗る女”だ...何故ここにいるのかは分からない。


「それじゃあ月宮さんの席は、神田君の後ろの席ね」

「はい」


そのまま俺の後ろの席に座った...そして後ろから、


「これからよろしくね、神田君..(ニコッ)」

「お、おう...ってかなんでこの学校に?」

「特班に入る際に引越しする必要があって、その引越し先から一番近い学校がここだったから...」

「ああ、なるほど。あと、この学校の中では、特班の名前はあんまり出すなよ...?」

「もちろん分かってるわよ」


と、特班の人間が転入してきたのであった...

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