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科学と幻想の超能力  作者: Amatera/あまてら
科学都市編
6/29

06話 少女と謎の男達

「...け」


...ん


「...すけ」


...誰だ..


「条介!!」

「...っ!」


目が覚めた時には、


「...リル?」

「全く...心配させないでよ....」


と、リルは言う。


「ここは...病院?」

「ええそうよ。道端で倒れてたから連れてきたのよ」


なるほど。確かに倒れてからの記憶が無いな...


「そうか...悪かったな、リル」

「全くよ...傷だらけで倒れてた条介を見た時はびっくりしたわ....」


どうやらリルには心配をかけさせてしまったらしい...まあ、当然だろうな。そりゃ傷だらけの状態で道端で倒れてたらびっくりするだろうしな。なんだかんだで、リルは心配してくれてるんだな...ありがたい。


「...で?」

「え?」


どいうことなのか分からなかった。いきなり「...で?」って言われてもな...


「え?じゃなくて、なんでこうなったのかって聞いてるの」

「(あーなるほど。そういう事か...まぁ話さないとな...リルには心配かけさせてしまったからな...)」


「まあ簡単に離すとその...俺がお前と始めて会う前に強盗事件があったんだ」

「で、その事件が今回の事と絡んでいると?」

「まあ、そういう事だ」


俺はその事件について話した。仕事で現場に行った事も、そして事件に能力者が絡んでいた事も。


「俺はその逃げた能力者の犯人を追っていたんだ。勿論だけど、科学都市側の要請でな」

「で、その犯人の能力者と戦ってその傷を負ったって事なの?」

「そういう事だ」


そう話すとリルは、


「そういえば、条介の能力について聞きたいのだけれど...」


と、リルは俺の能力について聞いてきた。


「どうしていきなりそんな事...」

「聞きたくなっただけよ。何か問題でもあるの?」

「いや、そういう訳じゃないが...」


正直な所俺自身も自分の能力については大雑把にしか把握していない。俺は知ってる範囲で答えることにした。


「まあ簡単に言うと、俺の能力は”身体強化”だな」

「身体強化?」

「俺は能力で、自分の運動能力を強化できる。脚力、腕力などを集中的に引き上げる事もできる」

「ふ~ん...」


そして俺は病院を出て、家に帰る事にした。


「そういえば条介、あんた仕事はないの?」

「今日は水野さんから特別に休暇を貰った」

「水野?」

と、リルは言う。そういえばリルには、水野さんの事については話してなかったな。


「水野さんは、俺の仕事先の上司であり、俺が所属するチームのリーダーでもある人だ」

「へぇ~」


と、興味無さそうな感じでリルは言う。するとリルは、


「そうだ条介!どっかに行かない?」

「?どうしたんだ??」


そう言うと、


「だって条介...私昨日何も食べて無いもん......」

「あっ...」


そう言えばそうだったな...仕方ないから連れていくか..


そして――


「ねぇ条介、あそこで昼ごはんにしよ!」

「う、うん...」


そして昼食を済ませて帰ろうとした時、


「おい...あそこにいる女...」

「ああ...もしかしたらな....」


「(何か聞こえた聞こえた気がするが...気のせいか....)」

俺達が帰ろうとしたその時――


「おい」


と、話しかけられた。すると、そこにいたのは妙な格好をした男がいた。


「何か用ですか?」


と、俺が答えると、


「...変な真似はするな。その女をこちらに渡してもらおうか....」

「え...」


いきなりそんなことを言いだすから、思わず何も言えなかった...


「いや、何言ってるんですか...」

「いいから渡せと言っているんだ。でなければ...」


ザッザッ!


「!」

「な、何!?」


と、俺とリルは、いきなり周りから出てきた男達に囲まれた。だがその男達の着ている服をを見よく見てみると、


「あれは...」

「(リルの付けてるネックレスと同じ形の紋章...何故?)」


と、思っていると、


バァン!


「っ!」


と、いきなりとてつもない風圧が襲った...地面にヒビが入るほどの風圧だ....。一体なんなんだこれは....でも、そんな事考えてる暇もなかった。そして俺は、


「...仕方ねぇ、リル!逃げるぞ!!」

「え、えっ!?」


と、俺はリルの手を引っ張って全力で逃げた。


「まて!くそっ、捕まえろ!!」


と、謎の男達は、数人で追いかけてきた...


「一体なんなんだ...アイツらは....」

「ちょっと条介!アイツら誰なの!?」

「俺が聞きてぇよ!」


正直、いきなり襲われたとしか言いようがない。知らない男達に追いかけ回されてるしな.....


「あいつらリルの知り合いか?」

「んなわけないでしょ!?知らないわよ、あんな奴ら!」


そういやリルはこの世界に来る前の記憶が無いんだったな...


バァン!


「っ!」

「ひゃっ!?」


目の前でまたあの風圧による攻撃をしてきた。


「(ちっ...アイツらは何者なんだ...なんの能力者だ......)」


と、そう思っていると、


「っ!!」


とうとう追い詰められてしまった。男達は数人いて、俺一人でも倒せる人数だが、リルを護りながら戦うことは...難しそうだな....それにアイツらはよく分からない力を使ってくる。


「手間かけさせやがって...それじゃあその女をこちらに渡してもらおうか....」

「くっ!お前らは一体!?」


と、俺が言うと


「お前に答えている暇はない。さっさと渡せ...死にたくなければな」

「くそっ...!」

「(この状態じゃ、特班の仲間も呼ぶ事もできねぇし...これは本当にヤバいな....)」


と、そう思った時だった...


ザッ!


「...っと」


いきなり建物の上から誰かが飛び降りてきた...


「ここは特別警備班の一人として、誰一人通しませんよ!!」

っと、その人は言った。一体誰のかは知らないが、何故特班の名前が...


「え...特別警備班って...」


と、リルが言った。..........って、え?


「どうも、はじめまして。神田条介さん!」

「...は?」


思わず俺はそう言った。って特別警備班だと!?

次回、新キャラ登場(予定)です!!

 ♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜☆.:*:・'゜

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