3話
その日夢を見た。
忘れていた現世での夢を。
「あんた何をやってもダメね。そんなんなら産まなきゃ良かったわ。」
俺だって生まれたくて生まれたわけじゃない
「せめて働きなさいよ。家に閉じこまられるとこっちが迷惑なのよ。」
お前には関係ないだろ。
「はぁあ弟の輝でもバイトして家にお金入れてるのよ?」
知らない、それはそれだ。
「せめて返事くらいしなさい。部屋にこもってないで。ここにご飯置いておくから勝手に食べて。洗い物くらいしなさいよ。仕事行ってくるから。」
毎日これだ。クソニートだよな。わかってる。これからやることもネットサーフィンだ。
小説、動画、ゲームをやって一日を終える。
だがこの日は違った。
「ただいまーって返事なんてないか。ちゃんと食器洗ってくれたの?」
そんなものするはずもない。
「このバカ息子食べるだけ食べて。ふざけてるの?もう怒ったからね。ネット回線 真和の所だけ切るから。繋げてほしければ働く事ね。」
は?ふざけんな死ねクソババァ。
「じゃあおやすみ。明日こそはちゃんとバイトでもいいから探すのよ。」
クソババァ本気やったら殺す殺すこ殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す・・・
そんなこと思っていた。でも実際はそんなことしないと思っていたが次の日
「おはよう。さっき回線切ってもらったからちゃんと職探すのよ。じゃ行ってきます。」
本気でやりやがった。パソコンを開いてもエラーメッセージウェブに接続できません。の文字。
だめだ。殺してやる。もう許さねぇ。
ババァはやく帰ってこい殺してやるから。
そして夜ババァが帰ってきた時に後ろから包丁で刺した。
輝がそれを見てた。
「にぃちゃん何やってんだよ。お母さんに何やってんだよ。それ包丁だよね?殺したの?なんで?何やってんだよ。」
あーあうるせこいつも殺すか。もう見られたし邪魔だしイイよね?シネヨシネヨシネヨシネヨシネヨ
あーシズカニナッタ。
その時殺した母親 冴島 薫と弟 冴島 輝は何故か包丁やパイプなどでいろいろ繋がっており。俺は世間からサイコパス、殺人鬼、変質者などいろいろ呼ばれ刑務所で過ごした後自殺をした。
世ではこの事件を変質殺人鬼マサカズの家族殺しとして広まったのであった。
なんかマサカズの昔の話です。
怖いとか完全に今の話と関係ないじゃんは禁句ですよ?
次回はそんな過去を思い出したマサカズのお話でもあります。