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ゴブリン召喚士  作者: ピッピ
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第34章 ゴブリン王国

沢山のブックマーク、評価ありがとうございました。

お陰で完結までたどり着きました。誤字や設定何かを教えてくれた人達もありがとう。

何だか日間ランキング47位とかになっていてビックリです。


 「男爵様、国王が挨拶に来ています。」


 「そうか、ちょっと待たせておけ。」


 俺はあれから自分の領地に帰って来た、今は学校で子供達に魚釣りのやり方や美味しい魚料理の仕方を教えている。魚釣りと料理には自信が有るのだ。ゴブ吉は何やら難しい魔法学について学校で教えている様だが俺は魔法が使えないからさっぱり分からない。アーサーは当然の様に剣術の指導をしていた。エリカは公爵が死んだのでやっと腕を治して何かが吹っ切れた様に明るくなった。毎日俺の世話を焼いて楽しそうだった。


 「待たせたな、王よ。」


 「これは男爵様、お会い頂いて光栄です。」


 「で、どうだ?」


 「はい、これが去年領民に対して行った福祉でございます。」


 「ふむ。やれば出来るじゃないか。」


 「ありがとうございます。全ては男爵様のご指導のお陰でございます。」


 「いう事を聞かない貴族はいないのか?」


 「それが・・・2~3人の不届きものがおりますですはい。」


 「よし、後で場所と名前を教えろ、俺が直接指導にいってやる。」


 「はは~、ありがとうございます。」


 俺は国王と貴族が全面降伏した後、全員にチャンスを与えてやった。領民から集めた金で宴会や贅沢をするのではなく、領民の為になる事に金を使うように命令したのだ。そして1年に一度俺に直接報告に来るように言ったのだ。

 

 国王等は毎年やって来て学校を造ったとか道を造ったとか色々頑張ってる様だ。他の貴族たちも収入に合わせて孤児院を建てたりして頑張っているようだ。だが中にはやはり私服を肥やす事しか考えていない貴族が何人かいた。こういう場合は俺がゴブリン達を率いて直接指導に行く事にしている。多くの場合は領主は魚の餌になるか畑の肥料になって領民の役に立ってもらった。


 「しかし男爵様。この温泉とは素晴らしいものですな。」


 「おう、王様も入ったのか?」


 「はい、昨日露天風呂というものに入らせてもらいました。その後の酒と魚の旨い事!」


 「はは、ゴブリンの国も中々良い物だろう?」


 「人間とゴブリンと人魚が仲良く暮らしているのは何だか不思議です。でもそれが良い物だという事は 分かりますぞ。」


 今では俺の村も街になった。ゴブリン15万人はベップ温泉の有るベップ地域で温泉と狩と芋の栽培に精を出していた。ゴブリン達は芋ばっかり育てて食うのだ。小麦や大麦には興味を示さないのでしょうがない。人魚もパンよりも芋をふかしたり焼いたりしたのが好きなのでお互い物々交換には便利が良いようだった。ナルト伯爵の領地に避難していた村人も全員帰って来て、こちらはオオイタ村の跡地に家を造って小麦や野菜、とにかく芋以外の農産物を造っていた。


 「男爵様、お願いが有るのですが?」


 「なんだ言ってみろ。」


 「私の姪がこの国に住みたいと言い出しまして・・・お許し下さいますでしょうか?」


 「またか、なんで貴族たちは俺の所に住みたがるんだ?」


 「いや~男爵様の領地は食い物が美味くて温泉があるでしょう。それにヒーラーが凄くてどんな怪我で も病気でも治りますしね。学校も治安もこの国随一ですはい。」


 今ではオオイタ村もオオイタ都市となっていた。最初は人質のつもりで貴族の子供達を俺の領地に送って来ていたのだが、俺の領地の魔導士・ヒーラーはこの国のどんな人間よりも高レベルで実力も知力も段違いなのだ。土魔導士達の造る家は頑丈で造形も素晴らしかったし、強力な魔法で治水工事や道路工事も王都とは比べ物にならない完成度だった。早い話がここに住んだら王都等は不便な田舎なので帰る気が無くなるのだ。俺が孤児たちを集めたせいもあって、オオイタもそろそろ人口10万人程に成ろうとしていた。


 「あの~男爵様。私も引退したらぜひここに住まわせて頂きたいのです。はい。」


 「まあ良いけどさ、真面目に領地を治めろよ。」


 「はは~ありがとうございます。男爵様を見習って立派な国にしてみせます。」


 俺の領地はとても治安が良い。キングゴブリンが街を巡回してるから。2メートル半の緑の巨人が居るところで騒ぎを起こそうとする人間は居なかった、多分。居ても一瞬で居なくなるから俺には分からなかっただけかも知れない。とにかくここは若い女性が一人で何処へでも行ける自由な街なのだ。ここらあたりも貴族や平民の若い女性に受けている原因かも知れない。


 「アーサー、軍団の準備をしろ!貴族の討伐だ!」


 「はい、主殿。」


 そして今日も緑の軍団が不埒な貴族を討伐に行く。緑の旗を掲げた無敵の軍団だ。そして領民や国民は緑の軍団をいつしか神の軍団と呼ぶようになった、彼らの行くところ必ず正義が行われるからだ。


 「おい、ゴブ。俺達神の軍団らしいぞ!」


 「俺なんて聖獣とか呼ばれてるゴブ!俺はゴブリンなのに迷惑ゴブ!」


 「はは、ゴブリンが聖獣とは出世したなゴブ吉!」


 「師匠も、王より偉い男爵なんて変ゴブ!」


 「ハハハ、俺達は変なコンビだから丁度良いな!」


 こうして王国は平和な時代になった。たった一人のゴブリン召喚士によって・・。


                   ゴブリン召喚士・完

またいつか何処かで会うゴブ!

ゴブリン召喚士 宇宙へ 始めました。よろしければご覧ください。

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