短編小説・純粋な心
不思議な短編小説
一日一短編
お時間ある時に宜しくお願いします!
「はるなおねえさん!」
私は幼稚園の先生をしている。
子供が好きだからだ。
大変な事も多いが、やりがいはある。
「ゆうと君、どうしたのかな?」
呼ばれたので優人君の元に行く。
少し困ったような顔をしている。
「ウソをつくと…おハナがのびたり、わるいドロボウになっちゃうの?」
おやおや、何かしらの嘘をついて心配しているのかな。
やはり子供は可愛い。
でも嘘はあまり良くない。
今の内から、あまり嘘をつかないようにした方がいいだろう。
「そうだねぇ、おハナはのびないとおもうけど…ウソつきすぎると、わるいドロボウさんにはなっちゃうかもしれないぞ!」
優人君は嫌そうな顔をして言った。
「えーー」
なんと微笑ましい事か。
きっと嘘をつくのを止めるだろう。
「じゃあ…えんちょうせんせいのこと…」
?
「おねえさんってよぶのやめる!」
そうきたか…
「あきこおばさんってよばないと…ドロボウになっちゃう」
子供とは時に残酷である。
読んで頂きありがとうございました!
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