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紅蓮の神の伝説  作者: 夢神 真
第2章 冒険と、限界と
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第10話 依頼終了と、お呼ばれ

タイトルを決めるのが難しかったでござる。

それと、前回までの話に番号を振ったと同時に、見直しをしました。

誰か、うまい描写の仕方を知っている人はいませんかー・・・

「34、35…38個ってところか」

「おー、結構集まったねー」


 リザールを全滅させて、巣の中からもいくつか卵やらイファルの実やらを取り出したところで、数も十分だし帰ろう、ということになった。


『へえ、そんなに取ってたのね』

「リザールの数が思ったより多かったから、裏の巣も大きいのかと思ったらこの結果かぁ」

『あれが本物のリザールの巣だったのかしら?』

「そうだね。リザールは、ああやっていくつか、中身の弱い卵を囮として使うんだ。そうやって、間引きと安全の確保、この両方を行っているんだよ」

「へー。数多いからできることなのかな?」

「…リザール自体が元々卵を多く産む種なのは事実だけど、あそこまで多いわけじゃないよ…」


 リザールの巣は地下にあったんだけど、一面卵の部屋があったときはびっくりしたなあ…


「お、ギルドだ。日は…真上だね」

『そうね…ところでモノ?』

「なんだい?」

『どうやってこれを納品するの?ゴーレム状態でこの中入ったら驚かれると思うんだけど』

「こっちに来て。裏手に入れる場所があるんだ」


 ―――――――――――――――


 モノさんに案内されて来たのは、なんだかいろいろなゴーレムと、荷物が動いている場所だった。


「モノさん、ここってなにをする場所なの?」

「ギルドに納品をする場所だよ。表の受付でも納品はできるけど、基本的にはこっちを使うんだ。こっちの方が広いし、なにせ納品専用の建物だ。その担当者は数を数えるのが得意って人が多い。だから、先にこっちに納品して、証明書を受け取って表の受付に提出する、って流れをとるんだ」

『へえ、ギルドも変わった方針とるのねぇ』

「そうでもしなきゃ、できるものもできないさ」


 そういうと、モノさんは一人で窓口に向かっていった。


「さてっと。これらを頼める?」

「分かりました。数を確認させてもらいますね・・・・・・はい、イファルの実38個、リザール48体分の討伐確認部位、納品確認しました。このリザールはモノさんが?」

「…実は僕、リザールとの戦闘について、一切かかわってないんだ」

「…えっ」

「残留しているマナを見てくれれば、炎以外ないことが分かるはずだよ。それと、本来のリザールの数は62、だった」

「…このことについてモノさんは、どういうお考えで?」

「あの二人が化け物過ぎる」

「そうですか…とりあえず、これらはすべて、後々あの二人の証の内容を確認させてもらいますね」

「頼むよ。それじゃあ」


―――――――――――――――


「ただいまー」

「おかえりー」

『あれはどういう手順で納品していたの?』

「簡単な話だよ。納品物を見せながら、配属のパーティー名を言う。ソロなら自分の名前か二つ名を言う。あとはあっちで数とかを確認して、特殊な紙に証明書を書いてくれるんだよ。今回は僕自身がもうギルド長に話をつけてたから、名前を言う必要はなかったんだ」

「へー」

『で、それが証明書、と』


 モノさんの手には、数字などが書いてある紙があった。判子が押されている。


「そういうこと」

『そういえば、討伐確認部位と、実際に討伐した数、なんで別々で報告してたの?証の内容が云々って言ってたけど…』

「証は、ランク付けのための討伐記録保存用の魔道具。それだけでも十分なんだけど、討伐確認部位があることでそれを裏づけできる。ついでに第三者の言葉があれば、さらに精度を上げられるんだ。そういった何重もの記録を元に、ギルド内で判断つけて、その人のランクを決めるってわけ。別々で報告していたのはそのせいだね」

『そうなのね』

「おーい、そろそろ行こうよー。おなかすいたよー」

「…まあ、行こうか」

『…そうね』


 ―――――――――――――――


 もうお昼ご飯の時間。早いね。証明書を提出して報酬を受け取った後、俺たちは適当な店に寄って、なにかよくわからない肉を噛み千切りつつ、話をしていた。


「へえ、そんなことが」

『そのときは本当にあせったわ…でも、属性ごとに存在する形質の保存と属性の変化は両立できるって知れてから、本当にいろいろなことができるようになったのよ』

「属性ごとに存在する形質の保存は知ってたし、属性の変化もできるとは知ってたけど、両立できるとは…学会でもまだ知られていないことだけど?」

『後々情報提供を求められたら話すけど、今はウィウィと私くらいしかできないわね。マナの前提量が、ヒトには多すぎるわ』

「数値にして?」

『2000』

「…今度教えてもらっても?」

『モノなら安心できるわね』


 話といっても主にモノとウィリーがしていることだけどね。お肉おいしいからしばらくこっちに集中してたらこうなってたんだ。


「まあ今わかることは」

『ウィウィはおかしい、と』

「それでいい」


 変な結論が出た気がした。


「さて、ご飯も食べたし、またどこか行かないと…ああそうだ」

『なによ?』

「ギルド長のところに行かなきゃ。たぶん、いくらかあっちが見たいものがあるだろうし」

『…朝の狩りの件かしら?』

「大体そうだろうね。話すことは少ないだろうけれど、もって帰ってくるものは結構大きいかもよ?」

「…どういうこと?」

「それはあっちに行ってからのお楽しみ、だね」


 モノさん、戻って何をするんだろう?

ありがとうございました。

ふと思ったんだけど、モノさんってどのくらいのマナ持ってるんだろうね。2000以上ってのは今回分かったけど、わからん。未定って怖い。

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