みーちゃん小話

みーちゃんと玉屋の袋

みーちゃんが玉屋(佐賀唯一のデパート)の袋に入っていました。

玉屋の紙袋は、お盆に帰省したときに、相方のおばあちゃんが米を分けてくれた際に米袋の外袋としてくれたもので、五キロの米を入れても壊れない丈夫なものです。

みーちゃんが中にはいりそうだったのでお尻を叩いて中に入れました。

ぶら下げて相方のところまで「猫屋〜、えー、猫。猫はいらんかえ？」と言って揺らしながら運んで行きました。

みーちゃんのお目目はまん丸。

ぶら下げている間大人しいなと思ったら出方がわからなかったらしく、その後タバコを吸いに行ってしまった私にか細い声で

「助けてだみー……」

と呼び掛けていたらしく、タバコを吸い終えて戻ってきたところ相方に出くわしました。

「みーちゃん、ジャンプすれば出られるよ！」

と相方が懸命に言っていましたが、なかなか出てこないみーちゃん。

やっと乱雑に袋をよじ登って倒しながら出てきたあとは運動会をしていました。よほどストレスがたまったらしい。

もしかしたらもう入ることはないかもしれませんが、紙袋は一応みーちゃん基地に置いておきました。

可愛いなぁ。