表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/141

5話 夜の任務

夕飯を食べ終わり、とりあえず空き部屋でゴロゴロしていると綾瀬さんが声をかけてきた。

「ねぇ、暇ならちょっと学校に忍び込まない?」

「学校にですか……そういえば行ってた学校はどうするんです!?」

「ああ、一応私が頼み込んで近所の学校に転校させる、ごめんね、私の勝手で」

「……前の学校で何があったんですか?」

「いや……それは今は言えないかな」

「そうか……ならついて行きますよ、学校に」

「なら夜間の学校探索だね」

そして私と綾瀬さんは近所にある学校に向かった。

「夜に出歩いたことある?」

「無いですけど……どうしました?」

「夜ってさ、怖いじゃん?」

「そうですね、まるで幽霊が出そうな感じがしますね」

「夜は悪霊やら地縛霊とか現れやすいんだよね、でも見ても無視すればいいだけ、こっちから見てると思われたら変な事に巻き込まれるからね」

そして綾瀬さんは学校に到着し、窓から中に侵入していった。

「やっぱりここの学校、施錠ガバガバなんだから」

「ここって?」

「ああ、ここは月華高等学校っていう名前の学校、私の母校だ」

「母校なんですね……」

「ああ、最近になって学校で行方不明の生徒が出てきているからな、この時間に入ってくる生徒がいないか見回ってるんだ」

「なるほど……行方不明って神隠しみたいなものですかね?」

「神隠しだね、大抵神隠しに会った人の結末、どうなると思う?」

「どうなるって言われても、あったことないし、分からないですね」

「神隠しの結末としては大体の被害者が失踪、そして戻ってこれたとしても何かに憑かれてるかそのまま死んでるか……なんだよね」

「えっ、こわぁ」

「怖いでしょ~だからこの学校の地下に加護石があるんだけどさ……最近どうしてかは知らないけど効果が薄くなってるから……どうしてなんだろうね」

廊下を歩いていると一つの教室の電気がついていることに気が付いた。

「……ちょっと見てくる、もし霊だとしたら危ない」

そして電気がついている教室の窓から綾瀬さんがこっそりとみていた、だが綾瀬さんはこっそりと私の方向に帰ってきた。

「……こっくりさん召喚してた」

「こっくりさんって何だろう」

「ほら、聞いたことない?五円玉だっけ?十円玉だっけ?それはいいんだ、指を話したらこっくりさんに憑かれるっていう」

「……知らない」

「分かった話にならないよし行こう」

「ちょ……どうしたの!?」

「知らないから実際に見た方が速いでしょ?」

そして電気がついている教室のドアを開けた、するとモフモフが廊下に飛び出してきた。

「……肥えすぎなんだよ」

綾瀬さんは札をモフモフに貼り付けた、するとモフモフがどんどん萎んでいき、教室に収まるサイズになった。

「さて、召喚主は何処だ」

綾瀬さんはこっくりさんに話を聞こうと椅子を持ってきた。

「……ただ単にここで休んでただけなんだけどなぁ」

「はへ?」

「疑うなよなぁ」

そして札をペリッと剥がし、机に突っ伏せた。


最後まで見てくれてありがとうございます。

少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!

評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ