32話 童謡の悪霊
寺に帰っている途中、何かがついてきていた。後ろから誰かが歌っている。
「むすんでひらいて……」
(一体何なんだ……子供の声じゃない、これは20代ぐらいの年齢……いったいなんだ?)
私は嫌な予感がビンビンに感じ取り、振り向かなかった、すると肩に冷ッとした手が置かれた。
(……逃げるか)
私は高木を憑依させ、跳躍で逃げた。
「……見えてるのかァァァァ!!!!」
(やっべ、あいつ追いかけてきてる!?)
私は急いで寺に飛び込んだ、すると悪霊は霧になって消えていった。
「……いったい何だったんだ?」
私はそのままお札がびっしり貼られている部屋に入った、そして嫌な気配が消えていった。
「これで大丈夫なのかな」
私はお札の部屋を出た、すると座敷童ちゃんが私が入ってきた場所を見ていた。
「……悪霊が結界を通ろうとした」
「そうなの?」
「それも大きな悪霊」
座敷童ちゃんは私を見て何があったのかと聞いた。
「後ろから童謡が聞こえてきて逃げたら追って来たっていう」
「そうなの?どういう童謡だった?」
「むすんでひらいてって聞こえてきたんだ」
「……それってあの子が追っている悪霊じゃないのかな」
「それって……?」
「ほら、四肢がバラバラになってるやつ」
「……あれを引き起こしてる張本人ってわけ?」
「そこまでは分からないんだよね、本人に聞いてみて」
すると座敷童ちゃんは縁側で大の字になった。
「何してるの?」
「日向ぼっこ」
どうやら外が温かくて出てきたらしい。
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