20話 敵対霊媒師
寺の門から急に入ってきた人、それは一般の人だった。
「どうしましたか!?」
「弟が急に心臓を抑えだして変な怪物に!!」
「分かった、今すぐ案内してくれ」
綾瀬さんはそう言うと私に着いてこいと言った。
「千尋、一緒に着いてこい」
「分かりました!」
後ろから声がかかった。
「私たちもついて行ってもいいか?」
「ああ、突発的な悪霊の発生だと可能性が高いのだと敵対霊媒師だ、一緒についてきてくれ」
「合点承知の助ってわけ」
私たちは案内の元、怪物が居ると言う場所に向かった。
「ここかぁ……確かに邪気が満ちているなぁ……」
すると邪気をかぎ取ったのか九丈家の人が現れた。
「あっ!また綾瀬じゃねぇか!?」
「ここで会ってしまうとは……運がないねぇ」
「何が運が悪いだぁ?」
「それ、暗殺者の目の前で言うのかね?」
「うおっ、マジモンの殺し屋だぁ……わかったわかった、今は敵対じゃない、協力してこの中にいる悪霊を祓うぞ」
「分かればよろしい、二人とも、いったん下がって」
「この人は誰なんですか?」
「九丈家の巫女さん、名はなんて言うんだっけ」
「九丈巴だ、それはおぼえておけよな」
「はいはい。じゃいっちょやりますか」
そして巴さんは結界を張った。
「黒より出でで闇より暗く、その罪を禊たまえ」
そして殺し屋二人組は結界をつついて遊んでいる。
「私たちは早く家の中に入りましょう、いつ襲われてもわかりませんし」
「そうですね」
そして私は家の中に最初に入った、すると床から何かが突き抜けてきた。
「って痛ってぇ!?」
「なるほど、罠を仕掛けているのか……って千尋、大丈夫か?」
「大丈夫だと思う……」
すると巴さんがこう言った。
「どうして血が出ていないんだ?」
「え?血が出ていないって……傷が出来たら血が出る物じゃないの?」
「……本当だな……どうして出てないんだ?」
「本当?傷跡が怖すぎて見れないんだけど」
「……いったいどうなってるんだ?」
そう言っていると上から物音がした。
「へぇ、上にいるようだね」
「そうだが、中を通っていったら罠でくたばる、どうする」
「当然、ベランダから突撃だよな」
「ベランダから突撃か……やってみる価値あるか」
私と綾瀬さんは土台、そして巴さんがベランダに飛ぶ作戦になった。
「じゃ、私は準備をする」
巴さんは武器をいろいろと準備をしていた、私たちは突撃を支援することに集中した。
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