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{完結済み}私のゴーストは優しくて強いのです。そして誇れる敵なのです!  作者: 猫こんた


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17話 胃の中

要救助者を探していくうちにおなかが空いた。

「おっ、なんだ?そんな浮かない顔をして」

「お腹が空いちゃったなって」

すると綾瀬さんはサイドバッグからおにぎりを出し、私に渡してきた。

「ほら、食べな。腹が減っては除霊はできぬっていうもんだし」

「……これ綾瀬さんの手作りですか?」

「そうだけど?」

「ありがとうございます……うまい」

塩と米のバランスが絶妙にとれていて……しゃけの脂のうま味もかけ合わさって……そして米一粒一粒が感じられるほどだった。

「うまい……」

「でしょ?」

その時、匂いにつられたのか建物を貫いて何かが出てきた。

「ってなんじゃありゃ!?」

「おおきい……悪霊!?」

窓の外にいたのは全長10mぐらいの悪霊だった。

「ってこっちに手を伸ばしてきてるぞ!?」

「そうですね、どうします?」

「どうするって、逃げるしかないよね!!」

綾瀬さんは階段を下り、悪霊の手をかわした。

(この悪霊の中に何かが居そう)

私は窓を飛び越え、悪霊の腕を駆け上った。

「って千尋!?」

私は悪霊の口に入り、とにかく要救助者が居そうな場所に向かった。

(臭い……何を食べたらこんな匂いになるんだ!?)

そして私は悪霊の胃の中に着いた、そこには一般人が5人いた。

「やっぱり……今すぐ出しますね!」

「ああ、だがこいつが……」

男の人の腕を見ると黒い入れ墨みたいなものが入っているのが見えた。

「……わかりました、今すぐここから出します!」

私は悪霊の胃の中を刺激することでこの人たちを吐き出させる手立てで胃袋を殴った、すると目の前に出口が見えた。

「……やっぱすごいな」

「皆さん!出てください!」

一般人を綾瀬さんに引き渡した後、私はくしゃみをした、本当に臭かったから。

「さて、こいつはどうするかな」

「千尋、臭い」

「臭くて悪かったね!!」

「まぁ、この人たちを食ってたのは分かる、だが自ら食べられるのは無いと思うな」

「じゃあこの腹に穴をあけて一般人を怪我させたらだめじゃないか」

「それはそうだけどさ……まぁいい、こいつは私一人で祓える」

すると綾瀬さんは札を自身の手足に纏った。

「私の体を包め!」

すると綾瀬さんの手足が獣のような手足になった。



最後まで見てくれてありがとうございます。

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