表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/35


私の髪の毛はなんでこんなにも傷んでるのだろうか。

おっかしいなぁ、前世はここまでひどくはなかったんだけどなぁ。

きちんとお風呂に入って、シャンプートリートメントばっちりなのにここまで痛むのは才能なんじゃないかと思います。

お手伝いさんに髪の毛をきちっとお団子っぽく纏めていただいて、椿油の艶出しスプレーを振りかけて何とか誤魔化す。


パーティードレスは妹のつばきの物を借りました。

私は同い年と比べると体が小さめなので、つばきのドレスがぴったりだった。


でもつばきのドレスはどれもつばきのためにあるような可愛らしいデザインだったので、地味な私が着られるものを探すのは少し難航した。


結局、濃紺のスカートが少しだけふわっとしたドレスを着ることになった。

キラキラフワフワした飾りもついておらず、上品なレースが少しあしらわれている程度の大人っぽいデザインだったので、顔が華やかでない私でも鏡で見ると服に着られてなかった。


つばきは「おねえさま、可愛いですわ、綺麗ですわ!」と褒めてくれた。

えへえへ。うれしいな。



パーティー会場はサロンの内装によく似せていて、それでいてクリスマス感満載だった。


クリスマスと言っても、シャンシャンシャン!!リンゴーン!!と言う感じではなく、華やかだけれど上品さがあった。

とても大きいクリスマスツリーが中庭にあってテンション上がった。


フォーマルな格好をした男子生徒の先輩や、華やかなパーティードレスを着た女子生徒の先輩達がクラスを片手に談笑している。

煌びやかだわぁ、目がチカチカしちゃう。退避退避。


パーティーが始まると先輩方は優雅に社交ダンスを踊り始めた。

なんていうのあれ。ワルツ?ゆったりとした三拍子でふわふわパーティードレスが舞っている。


勿論私は踊れるはずがないし、踊るつもりも相手もいないので今日はビュッフェをもさもさ食うつもりだ。ぐふふふ、どれも美味しそう。


皆談笑していてあまり人がいない、座って食事をとれるテーブル席の端っこの方で、ビュッフェでたくさん取ってきたローストビーフやスイーツをもっさもっさ食う。

んー、旨い。最高。来てよかった。

着てるのがパーティードレスなのであんまり食べれないのが残念だ。


くるくる踊っている先輩方を見ながらフォークで肉を口に入れる。


やっぱみんな踊れてるなぁ。私も踊れた方がいいんだろうか。社交ダンスなんてお嬢さまのたしなみだもんね。つばきも習ってるし。

というかつばきはピアノにヴァイオリン、お琴に三味線に、社交ダンス………習い事多すぎだと思う。本人が楽しいならいいけど。

原作の漫画の中でも、なんでもできる完璧なお嬢様だったもんね。小さい頃からの英才教育と努力のたまものだったのかあれは。


凄いな妹よ。


「あれぇ、神子戸さん?こんなところにいたの」


げっ。

聞き覚えがめちゃくちゃある声。

口を拭いて振り向くと、羽澄生馬が立っていた。


「………………コンニチハ」

「うん、こんにちは」


この話の冒頭部分が、盛大な重複をしていました。

申し訳ございません、確認不足です。本日修正いたしました(11月12日)

今後、このようなミスをしている箇所がございましたら、優しくご報告いただけると嬉しいです。


読んでくださってる方、ありがとうございます。

☆やブックマークを押していただけるとより一層励みになります。

よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ