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第98話   成績発表


 休日あけ最初の登校時、皆と一緒に登校していたが、佐々木さんの事が気になっていた。


 「・・・総ちゃん、やっぱり気になる?」と葵が聞いてきたので


 「そうだな、自分の件もあるし気にはなってるが最終的に決めるのはささきさんだからな。どうだろう」と話しながら登校していると、佐々木さんが挨拶してきた。


 「おはようございます。先輩方。心配をお掛けしましたが、私 佐々木 恵 復活します。」と元気よく声を掛けてきた。自分は


 「おはよう 佐々木さん、・・・結論は出たのかな?」と聞くと


 「はい、出ました。なので葵先輩をお借りします。」と言って葵の手を取ると学園に走っていった。


 「・・・え、ちょっと・・」と葵はいきなりの事で対応できずに一緒に走る形になってしまった。

少し走り学園の中でも人気の無い所に連れて来られた葵は

 

 「どうしたの?佐々木さん、いきなりこんな所に連れてきて?」と疑問に思いつつ聞くと


 「葵先輩は、加治先輩の事、好きなんですか?」とストレートに聞いてきた


 「・・・それは、その・・・」   葵は返事も出来ずにいると


 「私、加治先輩と付き合ってもらえる様にもう一回自分自身を見つめ直して成長して見せます。そして付き合ってもらってようにします。なので葵先輩に宣戦布告ですね。」と言って自分の教室に向かって行った。

 佐々木さんを見送った葵は


 「・・・私は・・・」と思いを巡らせつつ始業のチャイムが鳴ったので教室に向かう事にした。


 その日のお昼休み、皆一緒にお昼を取っていると葵の元気が無いのに気づいた澪が


 「葵、少し元気が無い様だけど大丈夫?」と聞くと


 「うん、大丈夫・・・ありがとう澪姉。」と返す葵に


 「なにかあったの?葵。」と聞くと


 「・・・ちょっと疲れでも出たのかな?色々あったし。」


 「そうそう、総の入院に署名活動等、疲れたしな。」と陽斗が言ってくると


 「全く心配させ過ぎ、ね、司。」と紬も同調し


 「そうだな、一番大変だったのは自称専門家だな、あいつ等ある事ない事言って売名行為が出来ればいいから大変だったな。」と言った所で皆、頷いていた。


 「そんなに大変だったんだ・・・すまなかった。」と謝ると


 「気にすんな今頃、関係機関からキツイお灸を据えられているよ。」と言った所で皆で笑いながら昼休みも終わりになり、午後の授業で今期の試験結果の発表となった。


 


 放課後にいつもの自習室に集合した面々、しかし今回は自信があった。苦手科目の英語を日々復習予習を欠かさず勉強会にも参加し手応えもあった。


 「総ちゃんに司くん、どうだった?」と葵が聞いてきたので司が成績評価表を見て


 「・・・やった・・・赤点・・・無かった。・・・やったーーーー。」と物凄い喜んでいた。


 「良かったね司。」と澪が褒めていた。


 「やったじゃん司。」 「おめでとう司。」 と紬と陽斗も喜んでいた。


 そんな中、自分の成績評価表には・・・・・赤文字で要追試とのスタンプが押されていた。

 

 

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