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第91話   愚者の末路・・


 女性陣。特に紬の機嫌を取る為に、無制限注文を行なっていたが、注文の量に自分と司は遂にギブアップを宣言した。


 「本当に勘弁して下さい。もう・・無理です。・・・」


 「大変申し訳ございません、もう二度と二人の馴れ初めを揶揄ったり致しません。」


 「分かればいいのよ・・・あ~あ満足した、ね、葵、澪姉、」


 「そうね、二人共、今後はこんな事をしてはいけませんよ。」と澪は二人に注意し


 「・・・二人共、ごめんね、・・・でも、御馳走様。」と葵は申し訳なさそうにしていたが、満足そうな笑顔で感謝していた。


 一方の陽斗は


 「・・・ドンマイ、二人共・・・」とレシートの金額を見て驚いていた。それに伴い多少の同情もしてくれた。

 自分達が悪かったのに、同情してくれるなんて、陽斗はなんていい奴なのかと思った。


 「・・すまなかった、陽斗・・こんなうち等に・・同情してくれて・・ありがとう。・・すまなかった。」

  

 「本当にすまなかった。」と自分と司は心から謝罪した。


 「じゃ、俺も御馳走になるかな♪」としっかりと止めは刺してくれたし


 「次にやったら許さないからな♪。」とクギも刺された・・・本当にすいませんでした。


 そんなこんなで、やっと落ち着いた雰囲気でのお茶会を開催していく事になった。

しかし、先程まで幸せになるまで、甘物を食べていた女性陣目の前にはお茶のみになっており、陽斗も既に完食してお茶だけになっており、自分と司は水のみになっていた。

 

 「全く、人の恋路をネタに弄るなんて駄目だからね。」と紬から再度注意され


 「はい、二度と行いません。」と心に誓った。その後は、まったりとしながら新しく始まる学園のカリキュラムの確認や新しく始まる試験に向けた対策など話し合う内容は多岐に渡り、気付けば閉店の時間になっていた。店長が


 「ほら、あんた達そろそろ門限の時間でしょう、早く帰りなさい。」と言ってくれたので、自分達は慌てて帰る準備を始めて、そそくさと退店した。


 「また、どうぞ♪。」と店長は少しにこやかに送り出してくれた。


 道中も、レシートを見ながら司と共にため息を漏らしていると、葵が


 「二人とのしっかりと反省しなさいね。」と言ってきたので、司が元気なく


 「・・はい、十分に反省しております。・・」と述べていた。


 「総ちゃんもね、そうゆう事ダメだからね。」と同じく叱られた。


 (・・・そうだな、人の恋路よりも自分自身の事も考えないとな。)と思いつつ


 「・・・ああ、そうだね、・・・」と葵の顔を直視できずに答えるのが精一杯だった。

 



 

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