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第90話   追及の果てに・・・


 男性陣に遅れる事一時間、女性陣もカフェに向かっていた。


 「でも、葵も大変だね、今年も生徒会に参加を要請されて。」


 「そうだねよね、嫌だって言ってるのに先輩達も先生達もしつこいだから。」


 「・・・うん、まぁ、色々大変そうだしだし、皆との時間も減るしね。」と少し顔を曇らせながらカフェへの道のりを歩んでいた。


 カフェに到着したので、紬が意気揚々を扉を開けた。ドアベルが鳴り響いて、愛しの彼氏と同郷の二人を探していると、まさかの女子とのお茶会を開いている所を目撃した。紬が


 「・・・あれれ~、私達とのお茶会の前に他の女性とお茶・・・・あれ、佐々木さん・・どうしたの?」


 「あ、こんにちは五十嵐先輩、小田先輩に、川口先輩も、・・・この前のお詫びにと思いまして今日、不躾ながらお店に押し掛けてしまって申し訳ごぜいません。」と佐々木さんは丁寧に説明をしてくれた。


「ううん、大丈夫だよ、でも大丈夫このオオカミ達が佐々木さんに失礼な事しなかった?」と紬はあらぬ疑いを掛けてきた。


 「・・・いえ、遠藤先輩と五十嵐先輩の馴れ初めを聞いたんですけど、白状してくれなくて、五十嵐先輩からお伺いしてもよろしいでしょうか?」


 「・・・ちょっと、陽斗・・・まさか・・・言ってないわよね?」と紬は陽斗に聞いてきたが陽斗は


 「総と司の妨害も有りましたが、無事に秘密は守りました。」


 「そう、総に司、あとで覚えておきなさいね。」と紬は笑顔で二人を睨んでいた。

 

 「五十嵐先輩是非に、・・・」


 「ちょっと、待って佐々木さん。出来たら名前で呼んでくれない。あんまり苗字で言われるの慣れてなくて、お願い。」


 「え、・・でも、・・・」


 「そうね~私からもお願いしたいわね、ねぇ葵もそう思うでしょう。」


 「うん、私も佐々木さんの事を恵ちゃんて呼びたいしいいかな?」と澪や葵もお願いしてきたので


 「・・・はい、分かりました。では今後は皆さんの事は名前で呼ばせていただきます。紬先輩。」と佐々木さんは明るい笑顔で答えてきた。

こうして、佐々木さんとのわだかまりも解決した感じもした。


 その後佐々木さんは寮に帰っていく事にそれも見送った後に、女性陣から特に紬からの追及が始まった。


 「で、総と司は何をしたのかな?」と紬が眼光鋭く睨んできた。

その光景に葵と澪は呆れた顔で自分と司に向いていた。


 「・・・どうしよう、総、こんなに怒ってる紬久々に見たよ。」


 「・・・人間、諦めが肝心。・・・最早これまで・・・・」と二人同時に


 「「調子に乗り過ぎました、申し訳ございません。」」と必死に許しを得ようとした。

しかし、それでも紬の怒りは収まらず、どうしようか悩んでいる所に店長が助け船を出してくれた。

 その魔法の本を見て、自分と司は覚悟を決めた・・・そして・・・・

店長の手に持っているメニュー表を女性陣の目の前に差し出し、一言・・・


 「「・・・どうぞ・・・お好きな物を・・・心ゆくまでご堪能下さい・・・・」」とその瞬間、自分と司の財布の重量が軽くなったのを感じた・・・・。

 

 

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