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第89話   恋バナ募集中


 佐々木さんとの会話を続けていると、司と陽斗も一緒のテーブルに座ってきた。


 「こんにちは、佐々木さん自分は 近藤 陽斗 こっちは 小野寺 司 よろしくね。」


 「はい、こちらこそよろしくお願いします。近藤先輩 小野寺先輩。」


 「お、中々可愛らしいね、総にビンタを喰らわした勇ましいレディと一緒にお茶会を開催でき感激でございます。」


 「・・・司、あんまり笑えない。」と注意したが


 「いえ、事実なので仕方無いですから。」と少し佐々木さんは、少し元気なく答えた。その光景を見ていた店長が


 「司君は、レディを泣かせる男なのね、最低ね。」と言ってきたので


 「そんなつもりは・・・」と答えたが


 「言葉には全てが込めれれるの。思いやりも、愛情も、そして言葉の暴力も、・・気を付けなさい。」と言ってそれぞれの注文品を置いて再び厨房に入っていった。


 「・・・・少し言い過ぎた、申し訳ない。」と言いながら司は頭を下げた。


 「・・・いえ、加治先輩の親友なら文句の一つでも言いたくなるでしょう。」


 「・・・じゃ、二人ともこの件はこれで終わりにしよう。」と陽斗の仲介でこの件は終わりにする事にしたが、微妙な雰囲気になってしまった。そんな険悪な空気を感じたのか佐々木さんが


 「そういえば、皆さんは同じ村出身なんですよね?」と聞いてくると


「そうそう、皆小学校からの仲で、ずっと仲良しなんだよね。」と陽斗が言うと


 「・・でも、特に陽斗と紬は男女の仲だしな・・」


 「そうなんですか、馴れ初めとか聞きたいです。」と恋する乙女はグイグイ喰いついてきた。


 「・・・・司・・・そういう事言うかね・・・・この件は紬とのプライベートの件だからノーコメントでお願いします。」

  

 「やっぱり、紬からのアタックかな?」と司は秘密を暴露してきた。


 「え~気になります。どんな感じでアタックされたんですか?」


 「・・・もう勘弁してくれ・・・」と陽斗は追及に少し疲れていた。話題を変える為にもこちらからも質問をしてみた・


 「そういえば、佐々木さんはどこの出身なの?」


 「私は福島生まれなんですよ、検査で魔法適性が有ったので、ここの学園に通う事になったんですけど、やっぱり親元から離れると寂しいですよね。」


 「なんで、この辺境の地に来ちゃったの?」


 「やっぱり、日本海側は安全ですからね。親もこっちならいいとの事で。」


 「・・・なるほど、やっぱり、違うな・・・」


 「?・・・何か言いました加治先輩?」


 「・・・いや、何でもないよ、それより陽斗と紬の件はあまり追及しないでくれ。人には言いにくい事も有るからね。」


 「・・・仕方がないですが、加治先輩や小野寺先輩はどうなんですか?」


 「・・・・ねぇ、なんでそんなに人の恋路を聞いて来るの?」


 「私の村、中学校まで同級生どころか同じ位の子供もが居なくて、こんなに同じ位の年齢の人達と交流する事も無くてですね、漫画等でしか、恋を知らないので、気になって。」


 「・・・そうか・・・でも、そういうのやがて分かるようになってくるよ。佐々木さん可愛いし。」


 「・・・ありがとうございます。」と佐々木さんは少し顔を赤くしていた。


 「・・・その言葉をなんで、葵に言えないのかな。」と陽斗がツッコミを入れていたが、無視する事にした。



 

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