第88話 殴って記憶を消す方法(←募集中)
佐々木さんと門限を破ってしまった件のお礼に久々に店長の喫茶店に向かっていた。
「全く、総は色々問題を起こしてくるな。」と陽斗が言ったので
「俺には全く非が無いが?」と返すが、司も
「憲兵さんとのデートに、不純異性交遊、もう十分すぎる程に問題児になってしまって、お母さん悲しい」
「いや、お前に産んでもらった記憶も覚えもない。!」と強く言い返した。
「まぁ、店長の所のチーズケーキ楽しみだからいいんだけどな。」と最終的には茶化された感じでお店に向かっていた。因みに女性陣は何か用事があるのか少し遅れての向かうらしい。
喫茶店に着きドアを開けると、心地良いドアベルが鳴り響いた
「あら、いらっしゃい、皆元気そうで良かったわ。少し立派になった様ね。」と体を隅々まで観察しながら言われたので、少し寒気がしていたが、
「すいませんけど、葵達は後から来ますので、先に席に・・・」と言った所で
「総ちゃんは奥の席に・・待ち人が居るわよ。」と案内された。この喫茶店に来るメンバーは、ほぼ女性客中心で、男子なんて来ないんだけどな?と疑問に思いつつ奥の席に向かうとそこには佐々木さんが居た。
「あれ?佐々木さん?なんでここに居るの?」と率直な疑問をぶつけてみた。
「おはよございます。加治先輩、この前の件や色々お世話になりましたので一応礼儀としてキチンとお礼をしたいと思いまして。」と少し照れながら述べてきたので、
「気にしなくていいのに、色々あったけど、今はいい先輩後輩の関係になればいいよ。」と答えが
「しかし、それでは私の気が収まりません、なのでここで待ち伏せする事にしていました。」
「え、何それ、少し怖いんだけど。・・・」
「・・・何てこと言うんですか、こんなに可愛い後輩を目の前にして。」
「確かに可愛いよね、あの時は一瞬妖精が現れたのかと思ったよ。」と言った所で何故か佐々木さんの顔が真っ赤になっていた。
「どうしたの?熱でもあるのか?」と体調不良を疑った所に店長が現れ
「・・・・今のは、総ちゃんが悪いわよ・・・はい、これご注文のパフェとモンブラン、コーヒー二つね、・・・ごゆっくりどうぞ。」と店長は少し呆れた顔をしながら厨房に入って行った。
「・・・何なんだろう?あの、これは?」
「・・・・一応お詫びも兼ねましてモンブランセットを注文しておきました。・・・お好きなんですよね、店長に聞きました。」
「・・・ああ、ありがとう、でも、そんなに気を使わなくてもいいのに、」
「・・・いえ、私の気が済みませんのでどうかお納め下さい。」これ以上の遠慮はは失礼に当たると考え
「・・・そうか、ではありがたく頂こうとしようか。」とありがたく頂く事にした。頂きながらこれからの佐々木さんの事を少し聞いてみた。
「・・・それで、あれからどう?学園生活は?」
「・・・そうですね、、まだ少しぎこちないですがクラスメイトともなんとかやれています、まだ腫れ物扱いされているのも感じていますがこればかりは仕方無いですから・・・」と少し悲しい表情をしていた。
「・・・ところで質問なんだけどいい?」
「・・・内容によりますけど・・・」
「なんで、あの時いきなりのビンタだったの?」
「・・・スカートの中を見られたと思い・・・記憶を無くす為に・・・」
「・・・え、なにそれ怖いんだけど、・・・」
「・・・冗談ですよ。」少し微笑みながら言ったので
「あまり、笑えないんだけど・・・」と言いながら苦笑いしながらモンブランセットを頂き、少しの幸せを感じていた。




