第82話 新入生歓迎会
家族との別れ、学園に戻った自分達を待っていたのは、相変わらずの多忙さと新入生を迎える準備など多岐に渡り、授業、課題、準備など転生したのにブラック企業に入ったの?と思うバリの忙しさだった。そんな中でも同郷のメンバー力を合わせ、協力しながらこの多忙な時期を何とかやり過ごした。
そんなこんなで、本日は4月4日新入生を迎える日になった。本来なら皆と一緒に行くのだが自室に忘れ物をしてしまったので皆とは別々になったが、寮から学園までは徒歩で15分位で着くのでそんなに慌てることなく向かっていた。よくある展開なら、ここで遅刻してくる女子生徒とぶつかったりするのだろうが、徒歩でも余裕で間に合うのでゆっくりと歩いていた。
「いい天気だな、桜並木も綺麗だし皆でお花見もしたいな。」と考えながら歩いていると、少し風が吹いてきて、少し散った桜が吹雪の様に舞っていた。少しそんな風景に見とれていると、いきなり後方から
「すいません、そこの人~」と言われたので振り返ると、目の前に一枚の書類が落ちていたので、拾ってあげて、その声を掛けてきた女子生徒に渡した。
「ありがとうございます。風で書類が飛んでしまって。」と丁寧にお礼を述べてくれた。
「いや、大丈夫だよ、・・・君は新・・」と言った所でまた風が先程より強く吹き、女子生徒のスカートが捲れ上がった。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・い・・・・」
「い・・・?」
「・・いやーーーーーー」と叫びながら強烈なビンタを喰らった。
「サイテーーーーーー!」と言って女子生徒は学園に向かって走って行った。
(なるほど、ラッキースケベの方か・・・後で大変な事になりそう・・・)とこの後の展開が読めそうで
少し・・・いやかなりの恐怖を感じつつ学園に向かって行った。
学園に着き教室に入ると、クラスメイトから
「お、総一郎殿は重役出・・勤・・顔どうした?」と質問してきたが、顔の件には触れずに
「まだ、朝礼まで5分ある。本当の重役ならもっと遅くに来るよ。」と軽く返した。こんな時携帯が有ればいいが、あいにく携帯の学園内に持ち込みは禁止されており、自室に置いてある状態である。しかし、連絡したところでなんと言うか。そんな事を考えている間に朝礼も終わり新入生歓迎会の為講堂に集合する事になった。
(どうしよう・・・よく読んでいたラノベでは、どうしていたか。・・・)と考えながらも、答えは出なかった。
やがて、講堂に着いてクラス事に整列し、新入生歓迎会は始まった。
学園長、生徒会長、新入生代表の順で挨拶も終わり、その後は魔法実技のデモンストレーションとなった。




