第78話 課題に取り組む男性陣(女性陣は既に完了。)
時間は一月五日 ヒトマルマルマル 現在 葵の屋敷の応接間にて冬休みの課題の進捗の確認をしていた。
課題自体、難しくまた量もあり、非常に苦労したが何分誘惑のない、田舎である。集中してやればしっかり余裕をもって終わらすことが出来る、はずだった・・・
「相変わらず、総ちゃんと司君は英語苦手だね。」と葵の発言に
「いや、葵さん、これでも頑張りましたよ。」と司がいうと
「そうね、二人とも良く頑張りました。」と澪が褒めてくれると、
「でも、あと少しで終わるし、これなら大丈夫そうだな。」と陽斗の発言に紬が
「あんたは、魔法学のレポート、全然終わって無いじゃない、これは今日一日で終わらせるわよ。」と紬の意気込みに
「・・はい、紬先生よろしくおねがいします。」と素直に従った。それほど事態は切迫していた。
「じゃ、総は葵が、私は司を、陽斗は紬がそれぞれ担当の先生ね。」と言って個別指導が始まった。
といっても自分と司は英語でのレポート作成、陽斗は魔法学のレポート作成と課題の難易度的にはそこまで難しくも無く、文法の使い方や引用する資料等を確認してもらう程度で順調に進んでいた。
しかし、いくら頑張っても集中力の限界は来る。
「・・・もう、無理・・・」と司が最初に根を上げた。
「・・そうね、時間もいいしお昼にしましょうか。」と澪の提案でお昼にする事になった。
「・・じゃ、朱鷺子さんに言って用意して貰ってくるよ。」と言って葵は部屋から出て行った。
自分はレポートの作成状況を確認して、これならあと二時間位で終わりそうな予感を持ちつつ昼食を待つことにした。
少ししてから、カートに乗った昼食を母親が持ってきた。
「はい、皆お疲れ様、一旦休憩して午後に備えましょう。」と言って素早く配膳をしてくれた。
食事をしながら課題と新学期からのカリキュラムの確認をしながら、午後も課題に取り組み何とか課題を終わらせることが出来た。
「・・終了しました、葵先生。」
「はい、確認します、・・・まぁ、大丈夫でしょう。良く頑張りました。」と言って褒めてくれた。少し照れ臭かったが、司が
「・・いいな、俺はまだまだ掛かりそう。」とボヤキ
「・・・俺の分まで生きてくれ、総・・」とグッタリしながら陽斗が半ば諦めモードに突入ししながら指導先生役の澪や紬は、
「ハイハイ、もうすぐ三時の休憩だから頑張りなさい。」とアメをチラつかせながら最後の追い込みを掛けてきた。
そんな光景を見つつ、時計を確認すると確かに三時前だったので
「じゃ、何か休憩のお茶とお菓子でも貰ってくるかな。」と言って部屋を出ようとすると
「私も行くよ。」と言って葵も一緒に行く事になった。




