第77話 初詣後
着替えの為に、別室に入って、着替えていると、
「葵ちゃん、ごめんなさいね、バカな息子で。」と朱鷺子が謝ってきた。
「・・いえ、大丈夫です。」と葵は答えながらも、女神発言の恥ずかしさダメージからまだ回復途上であり、それを見逃すほど、ここの女性陣は優しくなかった。
「そうね~まさかあんな発言するなんて思わなかったわ。」
「そうそう、聞いてても恥ずかしさ120パーセントマシマシだったよね。」
「ホントに、どこであんなセリフ覚えてきたのかね?」と三人で葵を揶揄っていると、少し拗ねながら
「・・・そうですね。・・・」と冷静を装いつつも、心の動揺を長い付き合いである皆が逃すわけも無く
「で、どうなの葵的には、今後の展望など聞きたいな。」と澪の問いに
「・・・知りません・・・」と葵は返すが
「私も知りたいな、葵ちゃん。」との朱鷺子の問い掛けには
「・・・朱鷺子さん・・・」と少し困った顔になっている葵を見かねて紬が
「ハイハイ、二人ともそこまで。葵が困ってるじゃない、ねぇ、葵。」と助け船を出してくれた。
「・・・紬、ありがとう。」と葵が助が来たと思っていると、
「この後皆が揃ってからの追及するから」
「皆、ひどい!」と本格的に拗ねてしまい、皆少しやりすぎを自覚しながら、不機嫌になった葵の機嫌をなだめていった。
「ごめん、葵、機嫌直して。」と紬が言っても拗ねていた葵も
「ほら、葵ちゃん、私特製のお汁粉出来たから食べて、ね、」と皆が楽しみにしていたお汁粉の登場で
「・・・頂きます。・・・」と受け取り一口食べると、たちまちに機嫌も直っていった。
「ホントに朱鷺子さんのお汁粉美味しいですね。」と澪が感心していると、
「長年の努力の結晶ね。」とドヤ顔しながら、
「あら、葵ちゃんお替りいる?」と聞くと
「・・・はい・・・」と言って空いたお茶碗を出してきた。
その光景を見ながら、女性陣は少し安心しその後の会話も弾んだ。
男性陣も同じ頃お汁粉を頂きながら、女性陣の着物姿の余韻に浸っていた。
その後、合流した一同は冬休みの残りの課題の進め方を確認して解散となった。




