第76話 田舎なので混みません。
女神発言をしてからすぐに、母親から背中を強く叩かれながら
「・・・あんた、そんなセリフは二人っきりの時に言うんだよ、このおバカ。」と強く言われた。
辺りを見ていると皆温かい目で見守っていた。葵の方を見ると顔を真っ赤にしながら俯いていた。
「・・あの、葵、その・・」としどろもどろになっているところに、
「用意できましたかね、おお、皆さんお綺麗になって、この雪代、感激ですな。」と言ってスマートに女性陣を褒めていた。これが年の功なのかと思っていると
「おや、葵様どうかされましたか?」と雪代が気にしたが、葵は
「・・・いえ、何でもないです。」と少し俯きながらも、しっかり答えたが、他の人は肩を少し震わせながら笑うのを我慢していた。そんな状況に雪代は少し疑問に思いつつ
「では、準備も出来ましたので、初詣に向かいますか。」と向かう事にした。といってもド田舎の神社なので全く混む要素など無くガラガラの中皆で参拝した。
参拝後はお約束である、何のお願いをしたかを言い合う事になったが寒かったので一旦お屋敷に戻ることにした。
お屋敷に戻ると母親が
「寒かったでしょ、お茶の準備は出来てますから、どうぞ。」と言って温かいお茶をすぐに出してくれた。
(こういった事は優秀なんだよな・・)と感心しつつ
ダイニングでお茶を飲みつつ各自何のお願いをしたか教え合った。
「私は、もっと魔法が上手に使えるようになる事かな。」と澪は答え、陽斗と紬は
「二人で仲よくかな。」と甘さたっぷりな答えを多少二人の空間に入りながら答え
「体重が落ちる様に。」と司は言った、その直後
「だったら、もっと運動しないとダメよ、」と澪にツッコミを入れられ
「俺は、英語の成績をもっと上げたいな。」と言った所
「総ちゃん、課題はもう終わったの?」と葵に聞かれ、そのセリフに曖昧な態度をとっていた所、葵を逆鱗に触れ、
「朱鷺子さん、総ちゃんまだ英語の課題を終わらせてない様で、」と告げられ、芋づる式に司もまだ英語の課題が終わってないことが判明し、三が日明けからの勉強会の実施が決まった。
そうこうしているうちに、夕方になり名残かったが女性陣は着替えの為、別室にての着替えとなり退室して、男性陣三人だけになった
「いや~皆キレイだったね。」と司がいい
「おう、俺の彼女、マジで綺麗だったな。」と陽斗が惚気ながら言い、
「・・・うん・・・」と言葉少なく答えると、
「でも、あそこでの、(女神様) 発言はないでしょ。今度は告白の時にでも言ってあげれば?」と陽斗が言ってきたので。
「・・・善処します。・・・」と小さく言うのが限界だった。そんな様子を見ていた二人は少し苦笑いしながら、
「「頑張れ。」」と温かく言ってくれた。




