第71話 朝食後は・・お楽しみの!
夜遅くから降ってきた雪は朝になっても、止まずに降り続けていた。部屋の窓からもはっきり分かるほど積もっていた。
(おお、スゲーこんなに積もるなんて久々だな。)と久々の大雪に、少年のような純粋な心で
(ヤバイ、早く楽しみたい。)と思いつつ朝食を食べに向かった。
キッチンでは母親が早くも朝食の用意をしていた。
「総、起きたなら、葵ちゃん起こしに行って。」とビックリ発言をした
「バカなのかな、母上殿は、年頃の女性の寝起きに部屋に入るなんて重罪ですよ。」と反論しても、
「もうすぐ朝食出来るし、雪代さんは昨日、飲み過ぎで起きれないだろうし・・よろしくね。」
「いや、でも・・・」
「いいから、さっさと行ってこい、何も部屋の中に入らなくても起こせるでしょ、それとも何葵ちゃんの寝顔でも見たいの?」とここまで来て母親に揶揄われていた事に気付き、顔を赤くしながら
「・・・行ってきます。・・・」とそそくさと、葵が寝ている客間に向かい、ドアの前に着いた。
「・・・スーーーハーーー、大丈夫・・・そう・・・ノックだけ・・・」とノックしようとした所
ガチャ、といきなりドアが開いた。
「きゃ、・・・総ちゃん・・・何・・してるの・・?」との問い掛けに
「・・・・もうすぐ朝食出来るから起こして来いって、母ちゃんが、って、・・」
「・・うん、分かった、すぐ行くから、待っていて。」と葵は再び部屋に戻った。
(・・・はぁ~寝起きの葵も可愛くてヤバイさMAXだな・・・)と思いつつ朝食の準備の手伝いに向かった。
その頃、葵は
(朝から、総ちゃんにパジャマ姿見られた・・・大丈夫・・着崩れしてないから・・大丈夫・・)と冷静になるのに、時間が掛かっていた。
その後、葵も着替えて来て朝食になった。
「うん、朝は焼き魚に、味噌汁、納豆、この組み合わせに限るな。」と幸せそうに食べつつ感想を言っていると、
「あら、いい事言うじゃない、朝から張り切って作った甲斐もあるもんね。じゃ今日の作業も頑張ってね。」と母親が笑顔で言った。
「・・え、っとなにか?」との質問に
「昨日からの大雪でいろいろ大変なの、特に葵ちゃんのお屋敷の道、除雪されてないのよ、このままだとガス業者の人入れないからよろしくね。」
「え、・・・でも、」
「確か、なんでもするのよね~、名無し君♪」と言われ万事休す。
この後は、除雪作業と相成りました。




