第7話 今の世界の情勢
春に桜が満開に咲いたころ自分たち6人は小学校に入学したが自分たち以外児童はいなかった。
小学校は木造平屋でそんなに広くなく教室が2つに、図書室、多目的室、教員室、体育館、とこじんまり とした作りであったがどこか温かみが感じられるつくりであった。
入学後しばらく経った頃、自分は図書室に通うようになっていた。司がよく本を読みに行っていたのもあるが、この世界の違いを探し出したかったから、そしてその違いに愕然とした。
歴史を振り返ると1929年の世界恐慌の前まではほぼ同じだったが、1929年の8月に突如南極大陸から未知の国による侵攻が開始され、瞬く間に
アフリカ大陸、南米大陸、オーストラリア大陸はその勢力圏になっていた。
そして、南極大陸の強大な軍事国家は
『世界統一政府』
と名乗り、全人類に服従を迫り、反発した列強諸国は、一致団結し反攻作戦を行ったが圧倒的戦力差にはありじりじりと防衛線を交代しつつ、今世界には、主に、
『欧州、中東戦線』 『赤道戦線』 『中米戦線』 が主な戦場で日々膠着状態にて一応の平穏が保たれていた。
そして、それとほぼ同時に人々の中に 『魔力と魔法』 と言う物が認識されたのもこの時期からであった。
それは新たな戦いの方法の始まりでもあった・・・
人間の根本は前世から変わらないものと思いつつ、とりあえずの平穏を少しだけ安堵していた・・・




