第60話 謎は解けた!
昼休みに、皆で食堂に集まり結果を発表し合った、司がDクラスからCクラスに変更以外は特に変わりがなかったが、葵はこの結果に納得がいかず
「こんな結果おかしい、自己採点なら総ちゃんも司君もほとんど変わらないのに!」と憤慨していたが
「いいよ、結果は結果。受け入れるよ。次の試験に向けまた頑張るよ。」と言っても、納得せず、
「わかった、返ってきた答案見して、間違いが無いか見つけて見る!」と強く意気込んでいたので、
「・・うん、了解・・見直しは大切だからね。」と言ってその場は何とか抑えた。
後日、答案用紙が返されると何故自分がD判定を受けたかを理解した。
「総一郎どうだった?・・・なるほどな・・・・これは、どうする?」
「・・・どうしようか・・・ホントに、悩む・・」と答えの出ない問題に向き合ったいたが、答えなど出るわけも無く、お昼休みは何とかごまかしたが遂に放課後になった。皆で今回のテストの反省会を行なう自習室に向かって行ったが
「ヤバい、今、心臓バクバクしてる、変な手汗出てる、逃げ出したい。」と必死に司に相談するが
「あきらめろ!逃げ出しても、何も解決しない!しっかり向き合って尊い犠牲になろう。」まさに、他人事だった。(実際他人事である)
自習室に着くと早速葵が
「どうなの総ちゃん、見直しても大切だし見して。」との問いかけにしどろもどろになっていると、何かを察したのか
「・・いいから・・見せなさい。」と静かに、しかし何故か断る事の出来ない圧力を感じ
「・・・どうぞ、こちらになります。」少し解答欄を見ながら、葵は
「う~ん、スペルミスが多いかな、でも基本は出来てるのに何でこれが・・・・・・・・」
「・・・・・あの~~~葵さん・・・・・・・・・・」
「・・・・・・総ちゃん、・・・よろしいですか。」と言われたので、自分はあの時行いを後悔しながら
「・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・・」と言われる前に正座をした
「・・結構・・・総・・・いえ、名無し君・・・あなたはこれから名無し君ですね。」非常に怒られた。
そう、答案用紙に名前を書き忘れる、、前世でもやらなかった事を生まれ変わった今回の人生で体験してしまった。それで、英語の試験が0点、本当に笑えない状況だがそれが原因で今回の入れ替え試験の結果になってしまった。
「名無し君、では、今回の英語のスペルミスの確認と・・・自分の名前をしっかり覚えるまで今日は終わらせないですね!」と葵の強い意気込みに他の四人は苦笑いしながら、テストの見直しを四人で進めていった。
その日の復習会が終わり、自室に戻ると携帯が鳴り、
「元気~名無し君、私のお腹を痛めて産んだ子供が自分の名前を忘れるなんて、お母さん悲しいわ~」
と、母親から電話が来た。自分はただ一言
「本当に申し訳ございません。」との一言しか言えなかった。
「しっかり補習終わらせて皆一緒に年末帰って来ること、それと、いろいろやってもらう事溜まってるからね、よろしく~♪」
「イエス、マム」と返事して年末の帰省時に色々駆り出される事が決定した・・・。
ちなみに、補習は一発合格し皆と一緒に勉強した成果が表れてきていた。
しっかり名前は書こう一番最初に、補習終わりにそう固く誓った。




