第58話 孫達や責任者の末路
「マジ、メンドー」
「そうそう、うざいよな、」
「早く、遊びに行きたいぜ。」等、教員に悪態を付きながらSクラスのメンツが生徒指導室に連れてこられた。この時まで全く反省の色を見せない三人に教員は何も言わなかった。指導室には学園長、生徒指導長、Sクラスの担任、内藤少尉、と軍人が三人とが待ていた。
「さて、君たちは何故呼ばれたか理由は分かりますか?」と内藤少尉の優しく笑顔の問いかけに
「すいませんでした、試験中にあのような強い魔法を使い相手に大怪我を負わせてしまいました、大変申し訳ございませんでした。深く反省しております。」と心が全くこもっていないテンプレの様な謝罪をしてきた。しかしながら内藤は
「いえ、怪我の事は学園の不備、しかしそれ以外に何かありますよね・・・」との静かな問いかけに
「いえ、大怪我をさしてしまった事以外、何もやましい事・・・」と言った所で、内藤は非常に強く
「てめぇらの不正の証拠はとっくに押さえてんだよ、クソガキ共、調子乗ってると、魚の餌にすんぞ!!」
と、非常に怒りながら机を蹴飛ばした。穏やかな雰囲気からガラリと変わったが
「そんな態度取ってもいいんですか、少尉・・祖父に言っちゃうと大変な事になってしまいますよ。」と悪びれずに言ってきたので、
「・・言いましたね、では只今の時刻も持ってこの者たちの軍務を解除する。・・拘束せよ!!」とあっという間に三人は拘束具で拘束された。
「なにしやがる、離せ、俺の、爺さんは・・」と三人揃って喚くので
「ああ、皆さんのおじい様、おばあ様、貴族院議員を辞職なされましたよ。あなた達のせいでね。」
「え、、」と三人揃ってポカンとしていた。
「貴族院議員には非常に大きな権限があります、但し、それらの権限で自分自身、また、親族等に便宜等を提供する事は、法律で禁止されています。しかし今回、試験結果や相手の改ざんが判明いたしました。これらの事実を丁寧に説明したところ、孫の不始末の責任を取るとの事で三人共辞職されるとの事、
分かるか今のあんたらは只のクソガキなんだよ、・・連れてけ、楽しい軍法裁判の時間だよ。」との言葉に最早、目の焦点が合っていない三人は待機していた軍人によって、連れ出された。
次に内藤少尉は残った学園長などに
「今回の件、非常に由々しき事態ですね、学園長。」
「大変、もうし」
「あなたは只今を以って解任です、指導長は指導員に降格のうえ、減給処分、クラス担任は別学園に異動となります。この処分は既に本省学園局長の決済を頂いておりますので、直ちに発令致します。何か不服申し立てでもありますか?」との強い問いかけに三人は、静かに頷く事しか出来なかった。




