第51話 Sクラス襲来
試験まで残り二週間程になった頃、苦手な英語の勉強に力を入れつつ、魔法力の向上に努め、クラス替えで上位クラスを目指しており、出来れば葵と一緒のクラスになりたいとの思いで(多少の下心はあった)頑張っていた。
いつも通り自習室で皆で勉強会を行なっていると、Sクラスのメンツが自習室の一部を占有し騒いだりして他の人の勉強を邪魔していた。
「ギャハハ、マジで!、」
「ホント、ホント、マジ授業だるいし。」
「次の週末遊びに行こうぜ、そうそう、あっちの方も楽しみにして♪」
と非常に騒いでいたが相手がSクラスといったこと、家柄がいいとこのご子息が多く、先生も強く言えず、皆何も言えずに息を殺しながら勉強に励んでいた。
そんな中でも自分達は試験に向けての勉強を続けていたが司が歴史の資料を取りに行く為に、その騒がしいグループの近くを通っていく必要があり、勿論注意して行ったが相手は何故か絡んできた。
「ちょっとブサイクはこっち来るなよ、キモイの感染するだろ!」
「おい、こっちに近寄んな、俺達の視界から消えな。」等、ひどい言葉を浴びせてきた。流石にこんな事を言われて我慢できなかったが、自分よりも早く葵が飛び出していった。
「ちょっとあんた達、なんてひどい事を言うの!!司はとっても優しい素敵な人だよ、あんたらみたいな親の威厳しか借りられない卑怯な人達とは全然違う!!!。」
「なんだこいつ・・・ああ、久しぶりに現れた三属性持ちの女か・・・・顔は悪くないし、まあまあな女だな。」と葵を見定める様にジロジロ見ていたが、葵がそんな事お構いなしに
「そうよね、知能の低い動物以下の存在に司のいい所を説明しても分からないわよね。ごめんなさいね。」
と盛大に相手を煽っていくスタイルに自分を含めビックリしていると、流石に相手も怒り出し
「ちょっと、マジで調子に乗ってんじゃねえよこの女、顔が多少いいからって、少し黙りやがれ!!」
「なに、ホントの事言われると逆ギレしちゃうなんてホントに知能が無いのかな?」
そこに暫くの間空気になっていた司が
「いいよ、葵こんな奴らに構っても仕方ないし、自分達の価値が下がってしまうし。」と更に煽ってきた。
これに、いよいよ機嫌が悪くなってきたSクラスのメンツだが、ちょうど騒ぎを聞きつけた生徒指導の先生が入ってきたので、周りを見渡してから少し考え
「じゃ、今度の試験でお前達との格の違いを見せつけてやんよ。」と捨て台詞を吐いて先生に
「少しじゃれ合っていただけです。お騒がせしました。」と言って自習室を去っていった。
その後それが結構大事になってきた。




