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第3話 お祈りすると多少疲れます
5歳になると母親に連れられ神殿みたいな所に連れてこられた。
神社仏閣に全く興味がないし前世でも来た記憶なんかなかったが違った。
よく転生物語にある水晶が現れた。同然テンションが上がる。
(これでいよいよ物語の始まりか!)
(チート能力もりもりのハーレムか!!!!!)
と思ったが違った。
神官が現れ、お祈りの言葉みたいなのを述べた後に手を合わせた。
みんなも続けて手を合わせて水晶に向かってお祈りをしている。自分も同じように手を合わせていると
体の周囲が少しだけ光始め、ほんの少し疲れた感覚を感じた。
僅か15分程だったが、神官のお礼の言葉にて、お祈りは終わりを告げた。
母親に何をしていたのかと聞くと
「平和の為のお祈り」と答えてくれたが、何か変な宗教にでも入信したのかと不安になった。
その後も、半年に1回のペースで、このお祈りの行事に参加したが特にこれ以外では今までの
世界との違いはなかった。
一体この世界の違いとは・・・・?