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第26話   勝負は時の運


 少し顔が熱かったので冷ましていたら危うく試験に遅刻するところであった。ギリギリで間に合ったが、

息を整える時間もなくすぐに試験が始まろうとした。


 「ではこれより、S組 鈴木 対 D組 加治 の実践形式試験を開始する。双方ルールをしっかり守り、ケガの無いようにする事。まぁ全身打撲までなら仕方ないがな。すぐ直るから大丈夫だ!!」

と恐ろしいことも言っている。


 ちなみに女性の試験内容は得意魔法の実演だけでケガの要因は全くない。


 男子だけ抽選にて対戦相手が決まり、全身打撲覚悟で試験を行っている、これ教育的にOKなのかなと思っていると


 「おい、落ちこぼれ、ここでお前をボコボコにしてやるよ。そして葵さんに再びアタックを掛けるぜ。」

とほざいていたが、強さで人に好きになってもらうってどんなお花畑な脳細胞をお持ちなのかな・・と、

 頭を抱えた。


 「構えろ落ちこぼれ一撃で決めてやる。」双方とも武器は剣、相手は一.五メートル近くの両手剣、対して自分は八十センチ位の日本刀、勝負は一瞬にてつく。


 「では、試験を開始する・・・はじめ!!」

 相手がじりじり距離を詰めてくる、相手も戦い方を知っている。こちらの居合を警戒している。

当然である、決着は一瞬で付く、自分の五感のすべ相手向けている。

 相手の呼吸の回数、足の 手の 目の 動きをすべて集中している。

 勝負は一瞬だった。まさに電光石火、自分の攻撃が躱され、相手の攻撃がヒットした。


「それまで、勝者 鈴木!」


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