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第117話  お昼のメニュー


 朝食を取り自室で課題をしているが部屋の雰囲気は非常に気まずいものになっていた。


 (なに・・・この空気・・・・葵の様子がおかしい・・・・)と考えながら課題に向き合っていた。


 その異変はテーブルを挟んで向かい合っている葵もそうだった。


 (・・・ウソ・・・言っちゃた・・・・どうしよう・・・)と葵は頭の中が混乱していた。


 (正直に言えば・・・・でも、・・でも・・・)と考えが堂々巡りをしていた。


 そんな中、問題で少し行き詰った。


 (あれ、ここは・・・どうだっけな?・・ちょっと聞くか。)


 「あの、葵。 ここなんだけど」と聞くと


 「・・・なに・・総ちゃん?」と少し間があったが気にしないで


 「あの、ここの所なんだけど?」と聞くと、


 「ああ、ここはね・・・・」と説明を聞き


 「ありがとう、もう少しやってみる。」と再び課題へと向かっていった。


 暫く、無言で課題に取り組んでいると葵の方から寝息が聞こえてきた。


 「・・・スゥ・・・スゥ・・・」と気持ちよく寝ている様なので、自分はそのまま課題を進めていると葵が起きた様なので


 「おはよう、葵。昨日の疲れが残っているのかな?」と聞くと


 「・・・・なんで総ちゃんが・・・・あ、そうか・・・」と昨日からの流れを思い出したのか恥ずかしそうにしていた。


 「アハハ。葵はおちょこちょいだな。」と少し笑った所で


 「・・・総ちゃんのバカ。」と少し不機嫌になってしまったようなので


 「ごめん、ゴメン、ちょっと揶揄いすぎた。本当にスイマセン。」とワザとらしく謝り


 「でも、疲れているなら無理はしないで、ゆっくり休んで・・・ああ、その時は部屋移動するから。」と今現状エアコンのある部屋はここだけなので木を遣って言うと葵は


 「大丈夫だよ、それよりそろそろお昼だよね。」と聞いてきた。確かにもうすぐ12時なろうとしていたので、


 「そうだな、そろそろお昼のメニューでも考えるかな?」と考えていると


 「私が今度こそ作るよ!」と葵が意気込んできたので


 「じゃ、お願いします。」とここは好意に甘える事にした。

 


 「分かった。じゃ・・・生姜焼きに後軽く何か作るよ。」と言って早速キッチンに向かって行った。その光景に心の中で


 (なんか・・・いいな・・・)とこの光景が将来も続けばいいなと考えた自分がいた。


 葵が料理をしている間に電気屋さんに連絡をしたがあいにく留守番電話になってしまったので連絡先をいれ、折り返しをお願いしておいた。


 その後出来上がった料理は大変美味しく頂き午後の活力になった。













 キッチンに向かった葵は


 (なんか・・・いいな・・・・・・でも・・・・)と少し浮かない顔をしながら料理を作っていった。


 出来上がった料理を二人で食べながら 総一郎は非常に感謝をしていたが、葵の心の奥底ではスッキリしないものが渦巻いていたが、それを気取らない様に今の時間を大切にしたいと思っていた。


 

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