第10話 中学卒業時に適正検査
小さいころ仲良く遊んでいたみんなも大きくなるにつれ思春期のすれ違いや、恥ずかしさもあり
成長するにつれ男子と女子の交流は少しずつ少なくなっていた。
自分自身もいろいろな本を読み、知識を身に着けていき、やがて皆15歳を迎えた。
そして皆で魔法使いの適正検査みたいのを受け、結果の発表まで、皆で久々に集まり、期待と不安になりながらも、楽しいひと時を過ごした。
一週間後、結果が届き、みんな 『適正者』 と診断されたが、それは今まで育ったこの村から離れることを意味していた。
適正者は魔法学院に進学するが、全寮制の為引越しをする事になった。
引越し前日には村の大人総出でお祝いしてくれた。
引っ越し当日別れの時まで皆、家族と話しをしていたが、やはりこれから親元を離れていく寂しさもあり、会話は尽きなかった。そうしている時母親から
「ちゃんと、葵ちゃんの事、守ってやるんだよ。」
「ああ、分かってるよ。」
「ホントに分かってるのかね?」
「しつこい、分かってます。そんなに言われなくても・・」
「・・・そう、、しっかり勉学に勤しんで来なさい。体に気をつけて、あと、・・」
「・・・大丈夫・・・夏には帰るから心配しないで・・・」
「・・わかった、頑張ってきなさい!」と言われ新しいこの世界で本格的に変わっていく。そんな感じがした。
そうこうしているうち、バスが来た。これに乗れば次に帰って来るのは、お盆の頃。皆家族に
「行ってきます。」と声を掛け学園に向かって行った。
学園は島内の中にあり、バス移動だけで着いた。山の上にある学園に向かいながら
これからの事に多少の不安と大きな希望を持って、学園の門をくぐった。




