第1話 チートできません。
『面舵一杯急げ』
『面舵一杯急げ』
号令を発ししてから、艦は急速に進路を変更している。
今、世界の注目を浴びて世界の命運のかけての回頭が開始された。
自分は (加治 総一郎) どうやら死んでしまったようだ・・・。
ブラック企業に入りはや10年以上働き朝早くから夜遅くまで、サビ残、休日出勤当たり前
そのような環境で仕事し遂には過労死してしまった。
亡くなったと感じた時には自分は大きな門の前に立っていた。困惑しているとここを管理しているという天使が現れた。
「大変ご苦労な人生でしたね、そんなあなたに素敵な人生を、そのような素敵な機会を与えます。
何か希望は有りますか?・・・と言いたいですがそんな事は有りません。どこかのラノベみたいな感じはありません。人生とは、地道な物なのです。ですが流石に可哀そうなので・・・・記憶だけ元通りにしてもう一回人生をやり直すことにします。
決定ですのであしからず・・・転生させると管理とか面倒なのでとかは無いですからね。」
大好きなラノベなら転生しチートスキルモリモリでスローライフやハーレムやと期待していた自分は愕然とした。
「残酷過ぎないか!!」大きく叫んだ。
少しの間があり天使は言った。
「同じ世界ではあるが違うところもあります。それは着いての お た の し み です。では再びの人生ではよい人生を。」
と笑いながら天使は自分を送り出した。
そうして目の前が暗くなった。