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練習初日

気を付け、礼!

ありがとうございました。


終わったー。家に帰れ、ない。

くそ、部活あるんだ


サボれないかな、いや、初日からはまずいか。


「早く行こーよ、ユウ」


こいつは、めちゃくちゃ張り切っていやがる。


あー、そうだ気になってた事があるんだ。

「そういやさ、顧問とかいないの?」


「知らない。でも吾妻先輩が練習内容を決めているみたいだけど」


へー。誰?

「そうなんだ」


~部活開始~

「お願いします」


「何をお願いしているの、ユウさん」


あっ、空手やってた時の癖だわ

「あー、なんでもない」


「「お願いします」」

「なんかこれいいな。俺らも神崎の真似するわ」


えー。誰だっけ?

三年の先輩としか記憶がないというか名前を教えてもらったっけ?

あれ?名前を教えたっけ


「ところでよ、神崎。

俺らの名前知ってるか?」


知りませんね。逆に何故俺の名前を知っているんだ?

ヒロに聞いたのか?


(ヒロ、お前が教えたのか?)

(僕は何も言ってないよ)


じゃあ、なんでだ?


「何を、新藤に助けを求めているんだ。

あいつは知っているぞ、俺たちの名前を。

なぁ、」


「えっ、あっ、はい」


いや、別に助けを求めたわけじゃなくて目で会話をしていたんですけど。


「こら~! 神崎君をいじめちゃダメでしょ」


でた、可愛いマネージャー。

この人の名前も知らないわ


「ごめんね、神崎君。

私はこの部のマネージャーを務めてる

富田美穂よ。よろしくね」


富田美穂、よしっ、覚えた


「よろしくお願いします」


「はい。みんなも自己紹介して」


「俺は三年の吾妻孝太郎。もちろん引退していないぞ。


で、今日は来ていない三年がいて、そいつは三谷智介。よろしくな


身長はそれぞれ182と184だ。

ポジションは決まってない」


「俺は二年の三ツ橋望

身長は178でシューターガード」


「同じ一年の安藤宗也、よろね。

身長は188でセンターかな、多分」


「俺は新藤ひろ、


「お前は要らない。

俺は神崎裕翔。

身長は、えっと、160cmで、」


「いや、うそつけー!来ないだ155で2cm伸びて喜んでたじゃん」


ひろ、後で覚えとけよ


(やっぱり、私と一緒だ)


今、ぼそっと心が痛む言葉を言われた気がする


「挨拶も終わったし、練習始めるぞ。

柔軟やって、コート周り10周」


~柔軟~

「はい、次、開脚」


「ユウ、柔らか」

「ん?普通だろ。

富田さん、普通ですよね」


「いや、凄いと思う。

でも新藤くんは固すぎなので後ろから押します」


「痛い、痛い、いたーぁーぁー」


固すぎだろ。


「はい。立って、アキレス腱伸ばしてー


はい、ランニング」


はぁ、嫌だ。無理なんだけど

うゎ、ペース速すぎ。


「残り3周頑張って、神崎くん」

マネージャ様から応援は嬉しいな


みんなも見習って応援しろ。


くそ、みんなシュートの練習してやがる

すげー、スパスパ入ってるよ。

何あの人の置いてくるシュート、あれありなの?


「はい。お疲れ様」


(はぁ、はぁ)「あざ、す」

うめー。スポーツ飲料ってこんな旨かったっけ。


「じゃあ、次ツーメンな。

スリーメンは人数的に無理だから」


ツーメン、つけめん、僕イケメン。

はい、どうもー。


ツーメンってなんだ?


「神崎、何やってんだ?

ツーメンゲームじゃなくて、パスでつないでゴールするやつだぞ」


「すいません、吾妻先輩。あいつ初心者です。バの字も知りません」


「ドリブルは?」


「トラベリングも知らないかと」


「パスは?」


「チェストパスさえ知らないかと」


「シュートは?」


「打たせてみてはどうでしょうか」


「神崎、そっからシュート。ほらっ」


うわぁ、パス強。

シュートか。

ドッジボールみたいに投げるだけだよな。

おらっ、

ありゃー、強すぎた


「富田さん。タイマーとかもろもろ全て俺らがやるのであいつに基礎を教えていただけますか」


「了解です、厳しく行きますね」


どうやら、僕は可愛いマネージャー様と二人っきりで練習ができるみたいです。


来たー!

これはそのうち、お家に呼ばれてあんなことやこんなことがあるかも


「神崎ー! 駆け足」


!?待って、怖い 

「遅い!」


「はい。直ぐに」

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