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player of the war  作者: 星口研
1/1

第1話 player of the war

はじめまして、この度、player of the warを執筆させて頂くことになりました、星口研と申します。

この作品は弾丸飛び交う銃の世界を舞台にした作品です。

最後にはどんな結末が待っているのか?

player of the warとはどんな意味なのか?

是非最後までお楽しみください。

よろしくお願い致します。

〜player of the war〜



銃弾飛び交う戦地、荒れ果てた大地、それが俺の生きる場所、そう思っていた。

戦士達は日々訳もわからず己が銃を手にして戦場へと向かう。

その日が最後になる者もいれば、明日が来る者もいる。

彼らは明日の朝日を見るために戦うのだ。

俺もその1人になる…そのはずだった、あの出来事が起こるまでは…

「被告人クリス・ド・ブラウン、前へ」

裁判長が被告人は完全に悪である、有罪と裁判が始まる前から決定づけるような冷たい口調で言い放つ。

裁判所に詰めかけた大勢の戦士達、傍聴人はクリスに冷たい視線を送り

裁判を見届けようとしている。

その中クリスは一歩、発言台にゆっくり、周りの視線を気にするように近づく。

あまりに突然の出来事だった、約2日前…ちょうど俺が戦士になるための

出陣式を前日に控えている時だった。

住んでいる家、よくある木で出来たログハウスだ。

その戸を蹴破って憲兵達が入って来た。

「クリス・ド・ブラウン!国家転覆罪の疑いで逮捕する」

俺は部屋に入り込んで来た大量の憲兵に為す術もなく取り押さえられた。

最悪な朝の始まりだ….

戦士…プレイヤー…俺たちはそう呼んでいる、誰と何処で、戦っているかは分からないが、

皆んなそうなるもの、当たり前のことだったし、優秀な戦士を輩出した家は未来永劫伯爵、

貴族の地位になることが確約されていた。

それ程の影響を戦士というあり方は俺たちに与えていた。

俺は優秀な戦士ベストプレイヤーになることを目指して生きてきた。

それなのに、逮捕されたら目指すことすら出来ない、そんなことになるとは夢にまで見なかった。

憲兵による長い拷問のような取り調べを受けたあと裁判で裁かれる。

「被告人、クリス・ド・ブラウン、当人の罪状は憲兵長、ラドデスク・ヴィ・グラウスの殺害による殺人罪、並びに国家転覆罪である。

被告人、間違ってはいませんね?」

裁判長が作業をするようにまるでロボットのように読み上げる。

間違いだらけだった…この国の最高意思決定機関の長に与えられる名前【グラウス】を殺すことは確かに国家転覆罪に値する…が俺はそんなことをした覚えはまるで無かった。

「裁判長!間違いだらけです…!」

クリスが助けを求めるように否定する。

「被告人、被告人の罪はほぼほぼ有罪で証拠も揃っている、嘘をついてはいけない…」

裁判長は冷たく戒める様にクリスに言い放つ。

裁判長は運命の決定者、神に等しい存在にクリスは見えた。

裁判の形態を成していなかった、まるで全世界が俺の敵になった様な…

俺は戦う気を失った。

「はい…すみませんでした…」

判決の時は近づいていた、こんなにも自分は世界に対して無力なのか、

そもそも、グラウスを殺したのは誰なのか…一体なんでこんなことに…

何にも出来ない人生だったな…

頭の中でクリスは自分の人生が走馬灯の様に駆け巡った。

裁判長が再び冷たく言い放つ。

「被告人、クリス・ド・ブラウンを死刑に処する」



暗い個室、沢山のモニターが壁にかけられている中、白衣を来た職員が1人

コーヒーを啜り夕方のゆっくりしたひと時を過ごすかの様にモニターを眺める。

「グラウス殺しのアイツは死刑か…ってことは、あの世界送りだな…」

白衣から徐ろに携帯を取り出し電話をかけ始めた。

「あぁ、俺だ、死刑の準備、あの世界送りの準備してくれ、えっ?あの世界って何だって?

何年憲兵やってんの?お前、the warに決まってるっしょ?あの世界って!」

白衣の男は通話を切った後ほくそ笑んだ。






改めてまして、作者の星口研です。

この作品は私が投稿する始めての作品です。

第1話からまさかの展開でしたね…

執筆中もどこまで1話で語られるべきなのか?

とても悩みました…

謎の白衣の男は誰なのか?

グラウスは何故死んだのか?

クリスはこの後どうなるのか?

今後真相が明かされていきます…

vrmmo rpg物と聞いて楽しみにして皆様、ごめんなさい、次回よりクリスが player of the warにダイブします!

是非2話を楽しみにお待ち下さい!

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