第四十六話 実戦(事件)前編
長くなったので、二分割します。
後編は明日に同じ時間で投稿します。
その後の次話は明後日に投稿します。
迅澄達は教室へとやって来た。
そこに三ツ葉先生が居て、みんなが席に座ると話を始めた。
「今日、銀行で立て籠り事件が起きました。その解決に私達高等部一年生が担当になりました。詳しい話は暗殺庁で話されますので、向かいましょう」
事件が発生し、詳細は暗殺庁で話をされる。
事件が起きているのに時間をかけるのはダメではあるが、詳しい情報は暗殺庁で聞かなければならない。
迅澄達は迅速に行動する。
暗殺庁には地下から繋がっており、暗殺庁の内部構造は地上が事務、地下が主に作戦を考える本部となっている。
迅澄達が着くと、そこに学園長が居た。
「私から説明させて貰います。現在、ある銀行で立て籠り事件が発生しています。その解決に貴方達が選ばれました」
学園長はすぐに説明に移った。
「犯人は約十二人、初任務しては多いと思われますが、大丈夫だと思います。武器は銃、ナイフを持っていて、今の所はフェアベルゲン持ちは見当たりません」
犯人が十二人で今まで任務をした事がある迅澄や美結以外でも大人数は経験していないので、荷が重い。
武器は典型的な銃とナイフで、フェアベルゲン持ちは『居ない』ではなく、『見当たらない』である。実際に居たら対応に困るため、警戒だけはしておくようにという意味で『見当たらない』である。
「人質は約三十人。客にはお年寄りや子供も含まれます」
人質は銀行員や客なのだが、客の中には体の弱いお年寄りや小さい子供もいる。子供に至っては犯人に刺激を与えてしまう。
「作戦については三ツ葉先生お願いします」
「はい」
任務の行動を決める三ツ葉先生が作戦を説明する。
「犯人が十二人、人質が三十人です。部隊を三つに分けます。小雨さん、摩利さん、匠君は犯人の殲滅。迅澄君、太助君は人質と犯人と間に入り、犯人からの攻撃を人質に当たらない様に防いで下さい。残りの来栖君、華花実さん、美結さんは人質の解放。それぞれの主導は犯人殲滅組が摩利さん、人質の護衛組が太助君、人質救出組が来栖君、全体の主導は摩利さんでお願いします。華花実さん、『テレパシー』を私を含めて全員に許可を与えて下さい。私は危険ある場合だけ指示します。それでは現地に向かいます。付いて来て下さい」
作戦内容を詳しく説明すると、戦闘型の小雨、摩利、匠が敵の殲滅を、戦闘型では無いが、戦闘が出来る迅澄、太助、さらに太助は盾とかを生成すれば防ぐ事も可能ため人質の護衛を、特に戦闘出来る訳では無い来栖(戦えるけど戦力として足りない)、華花実、美結が人質救出をする。
主導は頭脳に長けている摩利と来栖がそれぞれの主導を担当し、太助は適切な応用があるために主導を担当する。
最後に全体の通信を通常はインカムになるのだが、このクラスには『テレパシー』のフェアベルゲンを持ちがいる華花実がいるため、必要としない。それをちゃんと三ツ葉先生を含めた全員に許可してその間で会話し合えるようにする。
迅澄達は三ツ葉先生に付いて行くと、辿り着いた場所は幾何学模様の円……つまりは魔法陣ような円が描かれていた。
「迅澄君と美結さんに簡単に説明すると転移する為の陣です。昔、『転移』のフェアベルゲンが居たため、現在も使用されています」
この陣は転移する為のものらしい。
ただ、そんな時間が無いとばかりに三ツ葉先生は急ぐ。
他の太助達も続いているので、迅澄と美結も続く。
迅澄が周りを見ると、人が何人か居た。
多分、転移先を設定、発動を担当をしている人達なのだろう。
全員が陣の中に入ると、眩い光を放った。
私の投稿している「闇へとかえる〜いくつもの世界を滅ぼしてしまった男〜」を昨日から再開しました。
この作品と交互で同じ時間に投稿しますのでそちらもよろしくお願いします。




