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閑話 美結の過去 中編

閑話は三話分になっています。

先に前編を読んでから中編、その後に投稿する後編をお読み下さい。

 

 ーー中学三年生の頃の美結


 ある日、私は中学生最後の三年生の時に私の元に女性が現れた。


「すみません、貴女は森菜美結さんですか?」

「えっ?」


 私は警戒した。多分、私以外の人でも警戒する。

 でも、この女性は私より美しい人だと思った。

 黒髪ロングの身長高い女性だった。


「あっ、私はこういう者です」


 女性が紙を渡してきた。名刺だ。

 そこには見慣れない名前があった。


『暗殺庁所属のスカウトマン』


 暗殺庁?と思いました。

 そんな政治機関なんてあったけ……と。


「暗殺庁って何ですか?」


 私は聞いてみた。

 もしも、名の通り暗殺をするヤバイ機関ではないかと思いながらもである。


「良いですけど、あまり公表したくはありません」


 やっぱりと思いました。

 ヤバイ機関だから話せない……と。


「でも、これだけ言っておきますが、ちゃんと防衛省の下にある庁なのは本当です」


 防衛省って確か国を守る機関だっけ。

 でも、それと暗殺って関係あるかな?


「暗殺庁は裏の機関と思って下さい。内閣も知っていますが、隠している機関ですから」


 もしかして政治の裏の機関?

 公表出来ない程のヤバイ機関という事?


「そ、それでその暗殺庁?……が私に何の用?」

「簡単に言えばスカウトです」

「スカウト?私を暗殺者にさせたいという事?」

「つまりはそう言う事です」


 何で私が暗殺者にならないといけないの?

 私に人を殺す度胸なんてないし、そもそも人殺しなんてなりたくない。


「一つ聞きたいですか。自分に他の人と違う所があるとか思った事はありますか?」


 いきなり、何なの。

 私が私以外の人と違う所……?

 あれ、もしかして……。

 

「私、他の人の動きや口調を真似る事が出来る」


 でも、何で私は応えてしまったのだろうか。


「えぇ、貴方はやっぱりそんな能力があるんですね」


 やっぱり?そして能力?

 何を言ってるの?


「貴方の能力は正確に言うと我々はフェアベルゲンと呼んでいます」


 フェアベルゲン?

 本当に何を言っているの?


「この世界にはごく僅かに特殊な能力を持つ人が居ます。それを我々は保護しています」

「保護?」

「はい、フェアベルゲン持ちには二つに分かれます。私達みたいに国家の下にいる暗殺者と犯罪を犯す人達です。フェアベルゲンとは簡単に人を殺す事も可能なんですよ。だから、そういう人達を国家が保護しようとしているのです」


 どう見ても貴方達が何処かの宗教団体に見えるんですけど……。


「すみません、ちょっと分かりませんし、信用も出来ません」

「そうですか。では後日、防衛省の方を連れて貴方の家に行きますので、その時にもう一度お願いしに行きます」


 そう言って去って行った。


 帰った後、母親の両親に相談すると警察に連絡しようと言った。


 警察が来ると暗殺庁の事を話した。

 しかし、そんな政治機関は無いと言った。


 やっぱり、何かの宗教団体だろうと私は確信した。


 でも、警察は一応上に聞いてみると言っていた。

 警察が言うにはもしかするとあるかもしれないという曖昧な理由だった。


 とりあえず、その人が来たら連絡してくれと言われた。

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