閑話 美結の過去 前編
閑話は三話分に分けました。
その後に中編、後編も一、二時間後に投稿します。
それと、サブタイトルに話数を追加しました。
理由はあった方が良いかなという曖昧な理由です。
私はごく普通……では無い親の間に生まれた。
簡単に言えばDVの被害を受けていた。
加害者は父親。被害者は私と母親。
どうやら、父親は結婚後に変わってしまったらしい。
それが何故こんな風になってしまったのか分からないけど、多分ストレスなのではないかと私は思っていた。
結婚した事であまり自由度が無くなってしまったからだろうか。それとも税金問題があったのだろうか。それは今の私には分からない。
私は父親の暴力によって内気になってしまった。
信用できるのは母親だけだった。
何とか私を守ろうと体を張って父親の暴力を受けていた。
暴力は私の生前から受けていたそうだが、私が生まれた事で過激化したようだ。
赤ちゃんというのは泣き虫だ。それが父親には鬱陶しかったのだろう。
私にも暴力の対象とし始めた。しかし、その私を母親は守ってくれた。
しかし、それは長く続く事は無かった。
それは母親の死である。
私は当時八歳で大泣きをするしか出来なかった。
父親は鬱陶しいと思ったんだろうが、家から逃げ出した。
そこに近所の人が来た事で、警察が呼ばれた。
それによって父親のDV問題が発覚した。
母親の体は痣だらけになっていたからである。
父親は後に逮捕され、私は事件後に保護された。
私にも暴力を振るわれていた証拠として痣があったので母娘共に暴力を振るったという事も発覚した。
私はその後に母方の両親に預けられた。
だけど、私は母親しか信用していなかったので、そう簡単にその二人に信用する事は無かった。
その後、母親の葬式が行われた。
それは母方の両親が主にやっていたそうだが、父方の両親も謝礼金としてお金を出したらしい。
父方の両親も自分の息子がそんな事をするとは思わなかったそうだ。
だけど、事は起こったからにはもう戻れないだろう。
私はその時も大泣きをしていた。
でも、そこに母方の両親はこんな事を言っていた。
「美結、貴方の名前ね。貴方の母親が付けたのよ。意味は美しいものを結んで欲しいと言っていたそうよ」
「多分、こんな事になるだろうと分かっていたんだと思う。だから、そんな事を気にせず、普通に過ごして欲しいと思っただと思う。これから友達を作って、楽しく遊んだりしたら良いんだよ」
その時、私は死んでしまった後の事も母親は私を気にしてくれていたと気づいた。
そして、自然と私は母方の両親に抱き付いていた。
その二人から母親と同じ安心感を感じたんだと思う。
その後、月日が過ぎた。
残念ながら、友達は作る事は出来なかった。
やっぱり、内気が治らなく、他の人を信用する事が出来なかっただと思う。
私は転校生という事で、母方の両親の家から近い学校に行った。
初めは興味から話しかけてきた人は居たが、私が話さなかったのかその内離れていった。
小学生の間は一人も友達が出来なかった。
そして、私は私の知らない学校に行くために母方の両親に頼んで少し離れた所の中学校に入学した。
その時に強気の女性を偽ろうと思った。
そうすれば、話せると思ったからだ。
しかし、残念ながら中学生でも友達が出来なかった。
理由はガツガツいき過ぎて逆に話しづらかったのだろうとは思っているけど、今となってはこれが第二の性格の様になってしまったがために早々治るものでは無くなってしまった。
ただ、一つ気づいた事はその強気の女性を偽るという事。
私はそれを一度見ただけで演じる事が出来た。
だから、それ以外の人を演じてみようと思った。
普段はガツガツ言う強気の女性を演じ、自分の部屋ではそれ以外の人を演じた。
だけど、それがまさかこんな事になるとは思わなかった。
美結の名前については偶然です。
私の作品の名前はほとんど適当に付けています。
なので、美結の名前はこの作品の当初は考えていませんでした。
もしも、次に誰かの名前の意味または由来の話になったら、名前から引っ張り出すと思って下さい。




