第三十三話 中等部組の評価
キーワードで「スクールラブ」「ラブコメ」「ハーレム」を消しました。現状、どの様に恋愛に発展するのかは定まっていませんので、定まったら入れると思います。
あと、「伝奇」も消しました。多分、内容が合っていないと思ったのが、理由になります。
迅澄は匠によって吹き飛ばされた。
「もう、あまり強くしてはいけないよ」
そこに太助が迅澄を受け止める。
「いやぁ、すまん。全力を出すんだから、これもやった方が良いと思ったんだ」
元々、これは実力を見せるのが目的であるため、本気を出さないといけないのである。
「それに彼奴なら大丈夫だと思ったからな」
迅澄のフェアベルゲンで簡単には死なない事は事前に知っていた匠はちょっとやそっとじゃ死なないだろうと思った。
「でも、それはまだ推測であり、確かな事では無いです。もし、あれが耐えられないかったらどうするんだ」
現段階ではっきりとした能力が分かっていない迅澄のフェアベルゲンなので、ちょっと能力の条件から離れれば終わりである。
「すまん。とりあえず終わりで良いんだろ」
「はい、迅澄がこの状態ではもう無理でしょう」
今、迅澄は気絶していた。
匠から放たれた空気圧に耐えられず、気絶してしまっていた。
匠はフェアベルゲンを解除する。
その時、グッと疲労がやってきた。
「迅澄が起きるまで休憩しましょう」
次は来栖か華花実なので、見せる相手である迅澄がこの状態では今からやっても意味は無い。
それと、匠も休憩する必要もあるので、丁度良いとも言える。
太助は迅澄を運び、他のクラスメイトの近くまで来て、地面にゆっくり置いた。
「俺も休ませて貰う」
匠も疲労しているので、地面に寝転がる。
迅澄が気絶している間、他のクラスメイトは先程の勝負の事を話していた。
「どうだった迅澄は?」
太助は来栖と華花実に問う。
「半月と言う割には普通の人間より強いですね。そして、身軽な動きをして、匠の動きも捉えている」
元々の迅澄は武器が使えて、ちょっと腕があるかなと言うくらいだが、今はフェアベルゲンを持たない人(来栖が言っている普通の人間)より強くなっている。
「攻撃の手数も多い。武器の切り替えも良い。ただ、一つアドバイス言うのなら同じ武器同士だけでなく、違う武器同士で使うのもありだと思います」
来栖が言う事は剣と短剣(剣)、二丁拳銃と同じ武器同士で戦うより、例えば剣と拳銃とか槍と拳銃とかあったりしても良いという事だ。
「わ、私は太助さんのようにいくつかの手数があるのは連携する上で良いと思います」
華花実が言う事は近距離、中距離、遠距離とどの距離間でも対応出来る太助のような戦法がある場合はどんな状況でも対応も可能するため、そのような人が増えるのは良いと言っている。
「確かに僕と似たようになりましたが、成長速度が速いと思います」
別に意図して太助は自分と同じような戦法した訳ではない。
いくつかの武器を使用出来るのに適した戦法は暗器だっただけだ。
太助と違って本当の暗器ようになった迅澄は太助より武器交換が速い訳ではないが、対応する能力や反射能力が高いと言える。
そして、半月という短い期間でもあるのにフェアベルゲンを持たない実力者くらいはある。
それも、フェアベルゲン無しでの状態だ。
「迅澄の戦法はフェアベルゲン無しの単純に鍛えた力という事になりますね」
「基本的に戦闘する者はフェアベルゲンを用いた場合が多いと言えます。その上では迅澄さんは当てはまらない」
今まで紹介したクラスメイトは、太助が武器生成を用いた瞬間的武器交換、小雨が刀を用いた刀に関係する能力向上、摩利は魔法を使い、失敗しない調整魔法、匠は一時的な身体能力向上となる。
どの人もフェアベルゲンがあっての戦法となっている。
と、話していると
「うっ」
迅澄が目を覚ます。
「迅澄、大丈夫か」
「あ、あぁ、どうやら治ったみたいだ」
迅澄の治ったと言うのは疲労以外の全てだ。
実は匠との勝負で少し傷を負っていて、最後に食らった空気圧で体の中の何処かが切れてしまっていた。
その全てが治っていた。
「起きたか」
「はい、怪我の方はありましたか?」
「今は無い。既に治っている」
匠が受けたのは不意打ちの銃だけだ。
かろうじて非殺傷の弾なので傷は出来ないが、跡は付く。
でも、今は無い。
匠のフェアベルゲンである身体能力は自然治癒力も上げているため、ちょっとした跡などすぐに戻る。




