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第二十七話 入学式

 

 体育館は本館にはなく、少し離れた場所にある。


 体育館に着くと、その体育館の大きさは小学校か中学校くらいの体育館と同じくらいだ。


 しかし中に入ると、体育館に合わない程生徒数が少ない。


 迅澄は小言で聞く。


「太助、此処に中等部と合同で行うんだよね?」

「うん。確かに合同だけど元々どの学年も一クラスで、数人、十数人しか居ないからね」


 そもそもフェアベルゲン持ちは少ない。その上、ここに来ているのが全てという訳でもないので、中等部と合同になろうと、通常の中・高の学校の人数を比べても、全体の二割くらいもしくは一割にもなる生徒人数である。


 じゃあ、何故小学校か中学校の体育館と同じくらいなのは、技術の授業で使われるからだ。

 このくらいの人数なら、技術の授業をしても足りる。ただ、広範囲の能力は発動してはならないという注意点もあったりする。


 数分後、入学式が開始する。

 中等部と高等部の合同なので、新入生代表挨拶とかは無い。

 もし、重要視する事があったら、学園長挨拶になるだろう。


「私はこの学園の学園長、北条沙由里です。当学園は暗殺者育成の専門学校となります。この学園に何か成し遂げようとする者や悪しき者を退治するためにという者など、それぞれみな違った理由で来たと思います」


 これはよく校長とかがやる長い話ではあるが、学園長の沙由里はこの学園がどのような学校なのか、そしてそれはみんなそれぞれ違う目的で来ているというのが大事だと言っている。


「別にこの学園に来たから暗殺者を許容する事はありません。ご自分で判断して暗殺者になるなり、教師になるなり、または普通の仕事をして頂いても結構です。ただ、暗殺庁への所属は必ず行うのが条件となります」


 その後も、長々と話をしていた。

 話した事はほとんど重要な事であった。


 無事に入学式を終え、教室に戻って来た。


「今日は入学式だけですので、学校自体は終わりです。明日からはまず個人の実力を見せて貰いましょう」


 今日は入学式だけなので、今日の学校は終わりだと言う。

 明日は三ツ葉先生が生徒の実力を知るために技術の授業だけになる。


 授業が終わり、三ツ葉先生が迅澄に用事があるようだ。


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