第二十三話 フェアベルゲンの基本(おさらい)
少し遅れました。
摩利はフェアベルゲンと自分のフェアベルゲンの説明をする。
「フェアベルゲンについては学園長や二人に聞いたと思いますわ」
「はい」
「フェアベルゲンは人々の中でごく一部ですわ。フェアベルゲンを持つだけで、普通の人より上位種扱いになりますのよ。戦闘系だけでなく、回復系、身体変化系、生産系など色々ありますわね」
フェアベルゲン持ちは人間という枠を超え、別の種族に扱われる場合もある。
フェアベルゲン自体も種類が多く、区別が難しい。
「私と小雨は戦闘系、太助は生産系、迅澄さんは回復系か身体変化系かまたはもっと別の系統になると思いますわ」
系統は大きく分けて、摩利が言った四つ。
戦闘系は文字通り戦闘に適したフェアベルゲン。例えば小雨は刀、摩利は(戦闘型の)魔法と言った武器または魔法、身体能力向上というのがある系統。
回復系も文字通り回復するためのフェアベルゲン。例えば(回復型の)魔法がある。魔法でも型の違いがあれば系統も違う。
身体変化系は身体に影響を与えるフェアベルゲン。例えば別の動物になるとか再生力が高いのかがある系統。
生産系は物質を生産するフェアベルゲン。例えば太助の武器生成や生物召喚があるフェアベルゲン。
この四つの系統に当てはまらない系統もある。例えば死が関係する邪悪系や有機物を使役する使役系がある。このような系統をまとめて異質系や希少系と呼ばれている。
「そして太助のように必ず戦闘系でなかろうと工夫次第では戦闘も可能とするフェアベルゲンもある」
太助のパターンは偶々の類いである。
動物召喚や死霊術が含まれる邪悪系、使役系は自分自身が強くなったのではなく、自分を防御、または代わりに攻撃する類いは含まれない。
含まれるとしても、植物召喚で茨や蔓が使う場合だったら自分が使うという事で太助と似ている。
簡単に言えば、自分のフェアベルゲンで自分自身も戦えるかどうかという事である。
「その点、迅澄さんはその可能性が低いと思いますわ」
迅澄のフェアベルゲンはどちらにしろ自分が傷つかなきゃ発動しない。
まぁ、含まれるかわからないが、捨て身タックルや血で目潰しするとかがあるかも。
「次に熟練度。小雨は技と身体能力向上、太助は武器生成可能量上昇、私は魔法の量が増える。熟練度が上がる事でその人のフェアベルゲンにあった能力上昇があるという事ですわ」
熟練度は午前中にも言ったが、小雨の場合は刀を使う、太助は武器生成を行う、摩利は魔法を使う事で熟練度が上がる。
フェアベルゲンを覚える中で一番大事だったりする。
あと一話で一章を終了します。
その後は少し休止します。




