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第二十二話 二人目の再会と頼み事

 

 三人は図書館にやって来た。

 図書館は三階建ての建物だ。


「摩利さんがここにいればいいのですが…」


 太助がそう言いながら、図書館を歩く。


 二階に上がり、少し歩くと、大きな机の上にたくさんの本が置かれており、そこに金髪の女性がいた。


「摩利さん、こんにちは。やっぱりここにいましたか」

「うん?太助に小雨、それにお久しぶりですね、迅澄さん」

「お久しぶりです。摩利さん」


 太助の挨拶に摩利は振り返り、三人を見て、応えた。

 それに対して迅澄も返す。


「それでどうしましたか?三人揃っていますけど…」


 摩利は迅澄達が揃っていて、自分のところに来るのが不思議に思った。


「僕達、午前中に迅澄の(現状の)実力を測ってきました。それで僕達が戦闘面を教える事になりました。そして、学術面では摩利に手伝って貰うと来ました」

「ふ〜ん、それを応える前に午前中の事を詳しく教えて下さるかしら」

「あぁ、わかったよ」


 太助は摩利に午前中の事を詳しく話した。


「迅澄さんの武器の使用可能量が多いのは驚きましたが、それを聞くに、私はそちらには手伝えませんね。だから、学術の方をですか…」


 そもそも、摩利自身は午前中の事を聞かなくてもいい事だが、やっぱり迅澄の実力は知りたかったというのが本音だ。


「でも、それは私がやらなければならない事ですか?」


 戦闘面ができないから学術面を、という事にはならない。

 と、摩利は指摘しているのだ。

 別に悪意があって言っている訳ではない。


「別に貴方達でも可能ではありませんか?」


 摩利が言いたいのは太助や小雨もできるのに何故しないのかという事である。これはさっき言った通り悪意で言っている訳ではない。


「確かに可能ではありますが、別に摩利さんが断りたいって訳でもないでしょう?」

「そうですね、私は断らなかったでしょう。でも、貴方達ができないという事にはならないと思いますわね」


 摩利はさらに追求するが、


「まぁ、この辺にしておきましょう。ですが、二人交代で来て下さい。一人というより二人いた方がいいでしょう」

「わかりました」

「わかったよ」


 いきなり追求をやめて、二人に協力を求める。


「え?どういう事?」


 その光景に迅澄はよくわからなかった。


「摩利さんは冗談を言ったのです」

「相変わらず、長いですね」

「一応、必要な会話ですわ。学術の教師が私だけになってしまうので、追求は必要な事だったのですのよ」


 摩利は必要な会話+冗談を入れる事がある。

 太助と小雨もわかった上で付き合っていたという事だ。


「じゃあ、現状の学力を知りたいので、明日テストを行います。今からはフェアベルゲンについてと私のフェアベルゲンを教えましょう」


 迅澄の学力を知るために明日テストを行うという。

 そして空いた今からの時間はフェアベルゲンについてと摩利のフェアベルゲンを説明してくれるようだ。


一章終わりまであと一、二話あると思います。

その後、しばらく休止します。


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