第二十話 迅澄の修行の二人の担当
小雨と太助は話し合っている。
「私は刀というか剣を教えた方がいいかな」
「そうですね。僕は使える武器と体術を教える感じかな」
「摩利さんとか他の生徒にも来てもらいますか?」
「う〜ん、摩利さんは学術の方を教え貰いましょう。他の人はー」
自分の事は決めたが、他に手伝いに来てくれるように言うのかと悩む二人。
「別にそこまで呼ばなくてもいいでは?」
「いや、迅澄は最低でも三年は遅れています」
「そうですよ。その三年の分まで誰に教えて貰う必要があるのではありません?」
「そうですが…」
迅澄はそこまでしなくてもと思ってしまった。
「しかし、他の人は難しいか」
「あの〜、同じ学年は太助、小雨さん、摩利さんの他に何人いるんですか?」
迅澄は詳しくクラス人数を知らなかったので、聞いてみた。
「僕達以外に三人います。この三人は中等部から入学しています」
男女比率は2:1で、クラス全体だと3:3だった。
今回、迅澄が入ると4:3になるのだろうか。
「僕みたいに高等部からの生徒もいるの?」
「います。一応は年齢に合わせるので、もしも中学校の二、三年生だと編入するのは難しく、高等部から入学してくる人もいます」
迅澄みたいに何かの事件に巻き込まれた時にフェアベルゲンを持つ人がいるというのは珍しく、高等部も中等部と同様に暗殺庁所属のスカウトマンが見つけてくる。
「それで他の三人なんだけど、やってくれない人と自分の事で精一杯って人がいるから難しいかな」
「無理に呼ばなくていいよ」
「迅澄が言うなら、諦めるよ」
太助は人を呼ぶ事を諦めた。
「それじゃあ、さっき決めたように次からやっていきますか」
「私はそれでいいですよ」
二人はもう決定ていう感じで決められた。
迅澄は「もうこれ以上は無理か」とおとなしく教えてもらおうと思った。
「もう昼になりますね。二人はお昼ご飯はどうしますか」
「僕は食堂行くけど…あ!そう言えば迅澄が料理できるって!」
「そうなんですか?」
「まぁ、はい。少しは…」
小雨は昼食はどうすると聞くと、太助は食堂で食べようかと思ったが、迅澄が料理ができるのを思い出した。
「迅澄、料理作ってくれないか」
「昨日、作るって言ったから作るよ」
「小雨さんもどうだ?」
「私も頂こうかな」
「なら、食材を買いに行きますか」
三人は食材を買いに食堂の食材店に行く。




