第十三話 部屋での決め事と入学までにする事
太助は部屋の使用について話し出す。
「自分の部屋にある物以外は一応二人の所有物になるんだけど、迅澄は料理するの?」
「まぁ、人並みにはできると思うけど」
迅澄は一度色々やってみた事がある。
それは何一つ楽しいと思った事がなかった迅澄にとって楽しい事を探す事があった。
その中で料理も入っており、一人暮らしの男性(料理ができる)くらいはできるようになった。
「例えば?」
「炒め物、焼き物、揚げ物など一通りはできるかな。ただ、店よりは低いから」
「そうなんだ」
焼き物や揚げ物はほとんど火の温度を注意すれば、そこまで難しくないが、炒め物は掻き混ぜる技術、途中にいれる調味料など焼き物や揚げ物よりは難しくはある。
しかし、迅澄のは店どころか家族に出される物よりも上手くはない。
「そう言えば、ここってどこで食材を買ってくるの?」
「あぁ、それは食堂に行けば、貰えるよ」
「貰える?」
「あぁ、貰えるよ。あそこは食堂兼食材店だからね」
食堂は食材を扱う所だからか食材店も経営している。
「食材は学費と同じで免除して貰っている」
食材店で余った物は翌朝に使われる事もある。
そもそも食堂で食事をする人が多いので、食材を貰う人が少ない。
「今度、迅澄の料理、食べてみたいなぁ」
「いいよ、食堂より美味くないかもしれないが」
太助が迅澄の料理が食べたいと言うと迅澄は了承した。
「次はお風呂だね。迅澄は早めに入る派?それとも遅くに入る派?」
「遅くだね。一応早風呂だよ」
「そうか、僕が先に入るよ。逆に僕は長風呂だけどね」
風呂は大事。
一人一人、違いがある。早めに体を洗い出したい人やゆっくり長く入る人もいる。
そのため、これを決めるのは大事。
「とりあえずこんな所かな。あとはおいおいかな」
「それより太助はまだ学校があるんだよね」
「そうだね。それでも試験も終わったし、今は自習が多いよ。学術を学んだり、技術を向上したりとやっているかな。僕は技術向上。武器生成だけじゃ、どうにもならないからね」
試験後、基本的に自習となり、教室や技術の授業を行う練習場に教師がいる。
しかし、自習という事で、通常より参加が少ない。
「そうだ。迅澄は入学まで何もないでしょう?」
「うん、そうだね」
「なら、明日から練習場に来てみれば?そこならある程度フェアベルゲンの事が学べるかもしれない」
太助は練習場に行けば、そこにいる他の生徒のフェアベルゲンを見る事ができ、フェアベルゲンがどんなものなのかを学ぶ事ができるのではないかと思った。
「うん、わかった。そうしよう。する事ないからね」
迅澄もそれでいいと了承する。




