第67話『幼子達と園長』
書きたいジャンルが多すぎる……
ヒャッハーの続きも書きたいし
同じVR系でもPK物も書きたい。
異世界転移系も異世界転生系も書きたいし
ダンジョン経営物も書きたい。
特に異世界転移系だけどそれ以外にもアイディアだけは次から次へとわちゃわちゃと溢れ出てくる。設定考えるの楽しすぎ。
もういっその事さ、地雷酒(リアル用)
地雷酒(ヒャッハー用)、地雷酒(PK物用)
地雷酒(異世界系用①〜④)
地雷酒(ダンジョン経営物用)とかに増えないかな。
と思ったけど……これリアル用がボイコットするやつだわ。自分がリアル用になったらボイコットする自信あるもん。
「子供たちの相手をしてくださって本当にありがとうございました」
トーカの対面でペコリと頭を下げた女性……園長は愛おしさの溢れる瞳で隣室で寝ている子供たちを眺める。
「元からあの4人はとても活発な子達だったんですけど……なにに感化されたのか、あの日以来『たたかいごっこ』にはまっちゃってね。すこし前まではね、かくれんぼやおいかけっこもしていたのだけれど……」
「あの日、と言うのはもしかして……」
『ジャジャ』が現れた日では……と言う言葉は飲み込み、園長の返事を待つ。
「えぇ、私達の事情は村長さんから聞いているんでしょ?なら、あなたが考えている日で間違いないわよ」
「そうなんですか……」
「ふさぎ込んでしまう子もいる中であの子達は前以上に元気に溢れているの、泣き顔ひとつ見せないでね。……正直少し不気味だったわ。親を、故郷を失っているのになぜ……って」
確かにそれは不気味にもなるだろう。4〜5歳くらいの子供が親を失っても泣き顔ひとつ見せないというのは。
親が死んだら大人でも泣く人は泣いてしまうだろうに……
「ん?だった?」
「えぇ、少し前までは不気味だったわ。でもね、少し前にあの子達の部屋から夜な夜な物音がするって話があってね、子供たちを不安にさせちゃいけないからって夜に確認しに行ったのよ」
まぁ親や故郷を失って間もない時期に夜な夜な物音がするなんて怪現象(?)が起これば子供たちはすぐにまいってしまうだろう。
「そしたら……あの子達、泣いていたのよ」
「泣い、て?」
「そう、布団をがっちりと握りしめて男の子2人と女の子2人に分かれて声を押し殺して泣いていたの」
あの時は驚いたわ、と園長は続けた。その瞳は過去を見ている様で、優しさに溢れた優しい光を帯びていた。
「思わず声をかけてしまったわ。『なんで泣いてるの?』って。理由なんて少し考えたら分かるのにね。あの時の私にはあの子達4人は泣かない子って印象が強かったから……」
園長は自虐的に小さく微笑むと、言葉を続ける。
「そしたら4人ともビクッてして袖で目をごしごし擦ってから「ないてない」って言うのよ。でも心配で、どうしたの?って聞いても「どうもしない」って言ってね」
園長曰くその後も何度も「どうしたの?」「どうもしない」の繰り返しだったらしい。
見なかった事にしてもよかったのにそれでも理由を聞こうとしたのは大変な経験をした直後だったからだろう。
その後、押し問答の末にカイン君が「もうないてない!」と口を滑らせてしまったらしい。
「それで、じゃぁさっきまでは泣いてたの?って聞いたのよ。そしたらカイン君なんて言ったと思う?『パパがおとこのなみだはかんたんにはみせちゃいけないっていってたから』ですって。ケイト君も目を真っ赤にしながら『さっきもないてない!』って言い張るのよ」
そして、園長は小さな声で「可愛かったわ」と呟いた。恐らくは心の声が漏れてしまったのだろう。
「それにティファちゃんなんかもう涙や鼻水でお顔ぐしゃぐしゃにしてるのに『ないてないもん!』ってケイト君と一緒になって言い張っててね。ケーティアちゃんも『ままがこわいかおで「女の涙は安くない」っていってたから……』って確かにケーティアちゃんのお母さんはそういう人よね」
その後も園長は色々と語ってくれた。なんでもカイン君曰く『泣いてちゃ何も始まらない。辛い時こそ笑顔を忘れるな』とお父さんに日頃から教わっていたらしく、仲の良かった3人と明るく振る舞う事で他の子達も大人の人達も早く元気になれるようにしよう。との事らしい。
正式な年齢は分からないが、カイン君は一番年上とはいえ4〜5歳程であり、そこまで考えられる事にトーカはど肝を抜かれる思いだった。
「強い子達なんですね」
「えぇ、とても、とても強い子達です」
園長がそういうと同時に、この話は終わった事を直感的に理解する。子供たちの相手も村長老に頼まれたことではあるが、あくまでついでの依頼だ。正規のクエストでもなんでもない。
ここからが本題だ。
「それで……話は変わるのですが」
「……えぇ」
園長もそれ空気が変わったことに気が付いたのか、先程までの優しげな表情から真剣そのものな表情に切り替わる。
「俺は、村長からの依頼で村へと向かいます。依頼内容としては村に残った人々の……生存確認、そして救出、あるいは遺品の回収です」
「…………」
園長は俺の言葉を無言で聞いている。少し俯いており、その表情は計り知れないが……
「その過程で『ジャジャ』と遭遇、交戦する可能性も充分に考えられます」
「ッ……」
ビクッと園長の体が小さく反応する。それも仕方が無いだろう。村長老曰く園長は唯一『ジャジャ』をその目ではっきりと捉えた、更に言うなら『ジャジャ』と対峙して生き残った者なのだから。
オマケ
・ケーティア
ひーる(デバフ)の娘
茶髪お下げの髪型
おっとりした柔和な顔立ち
・ティファ
しょーけんの娘
桃色のショートカット
勝気そうな顔だが嬉しい事があると
ふにゃふにゃな顔になる
・カイン
うぉーるがーどの子
黒色でつんつんした短髪
みんなを守るおにいちゃんって感じ
一番年上でリーダー気質
・ケイト
ふぁいあーぼーるの子
男の子にしては少し長い赤髪
飄々とした態度だがまだ子供なのですぐに崩れる
背伸びしてるみたいでかわいいとは園長の弁
・園長
実はとってもつおい人
ジャジャと対峙した時のダメージ(肉体的&精神的)が原因で激しい運動(主に戦闘や狩りなど命を賭けるもの)は出来なくなってしまった
槍術の達人だった(過去形)
今後その場のノリで色々なスキル(複合スキル含む)や称号、武器防具アイテムを増やしていくと思うので何かアイディアがあればお願いします!
おかしい所や誤字脱字、誤用などがあったら是非ご指摘お願いします
ブクマしてくれた方や読んでくれてる方本当にありがとうございます!
今後も当作品をよろしくお願いします!




