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第62話 トラウマとお手本(例外)

なんか筆が乗ったので短い期間での投稿ですたい

……はぁ、投稿初期はこんなの普通だったのにな……


筆が進む時と進まない時で執筆速度の差が激しい……


※『不意打ち』でのダメージ2倍を忘れていたので微妙に本文を変更しました

数値が増えただけでストーリーには何ら影響はありませぬのでご容赦くだしあ

 

「えっ?そのままの強さのヤツに挑むの?」


 鬼の居ぬ間に洗濯作戦(リクルス命名)の作戦内容をリクルスに伝えると、リクルスは若干ビビったように聞き返してきた。

 まぁそれもしょうがない事ではあるのだろう。何故ならかつて俺達は今から挑もうとしているロックゴーレムにフルボッコにされた記憶があるのだ。多少の苦手意識はあってもおかしくない。

 だが……それはそれ、これはこれ、だ。


「しょうがないだろ?弱体化したロックゴーレムは経験値とかも減少してるんだから……それに今なら余裕で勝てるぞ」

「嘘だッ!」

「騙されたと思って行ってみようぜ?」

「今までの人生でそのセリフ(騙されたと思って)に何回騙されたと思ってるんだ!」


 どうやらリクルスの苦手意識は思ったよりも根深い様で、なかなかそのままの強さのロックゴーレムに挑もうとはしない。


 1回戦ってって見ればその印象は変わるだろうに……


 え?なんでそんな事言えるんだって?経験談だよ。

 俺もカレットも最初はビビってたけど呆気なく勝てたからな……


「いや……だってあれじゃん。俺ってどっちかっていうとメインアタッカーって言うより殴れる回避盾的なポジションじゃん……メインアタッカーお前じゃん、お前の攻撃カキーン!言って弾かれてたじゃん……分かるかお前、あれだぞ、馬鹿みたいにデカい岩石が意思を持って俺を殺しに来るんだぞ?マジ怖いんだぞ?」

「……あのさぁ、お前がレベル上げ手伝ってくれ!って言ってきたんだろ?」

「そうだぞ?」

「なら覚悟決めろよ!そもそも攻撃が通らなかったのは『撲殺神官』手に入れる前だし、今なら普通にと……おる……」


 そうか!その手があったか!


「お前がそこまで言うなら……分かった」

「お、分かってくれた?まずは弱体化してる方で」

「俺が通常バージョンのロックゴーレムとタイマン張るからそれ見てから考えてくれ」

「……へっ?」


 ◇◇◇◇


 という訳でやって参りました草原エリアの最奥!


「えー右手に見えます全長3m程のデカブツが、過去に散々俺達を叩き潰してくれた元防御力オバケ現鉱山こと草原エリアのフィールドボス【ロックゴーレム】君でございます!」

「なぜにバスガイド風?って言うかトーカがボケに走るのは珍しいな」

「いやなに、お前が辛気臭い顔してるからさ、少しでも明るい雰囲気にしてやろうかと思ってな」

「……そいつはどうも」


 リクルスはここまで来ても未だに気の進まなそうな様子で【ロックゴーレム】君……長いからロッ君でいっか。ロッ君を眺めている。


 俺とカレットにとっては経験値袋だがリクルスにとっては未だにトラウマとなっているロッ君の見た目は、ドラゴンなクエストのゴーレムの様に綺麗に整った形をしている訳ではなく、大小様々な岩を積み上げて作り上げた様な歪な形をしている。

 イメージとしては某やられると小型2体に分裂するゴーレムを更に歪にした感じだろうか。


 全体的に無機質な岩の色をしているロッ君だが、身体の中心部……人間で言う心臓がある辺りだけはマ〇クラの花崗岩風のピンク色の岩に覆われている。その内側にはコアっぽい人間の頭部ほどもありそうな綺麗な真紅の宝石がはめ込まれているのだ。


 そして、そここそがロッ君の弱点であり、レアドロップでもある『核心石』なのだ。


 ピンク色の岩石部に執拗に攻撃を加えていると、その部分が砕け核心石が剥き出しになるので、そこを攻撃するとダメージが2倍になるが、絶対に(現段階では)核心石はドロップしなくなると言う特性もある。


 討伐を取るかレアドロップを取るか……悩ましい所だ。

 まぁカレットとロッ君マラソンをしていた時は、途中から核心石集めも兼ねていたので弱点攻撃はしなかったが……今回はリクルスに向けたデモンストレーションなので容赦はしなくていいだろう。


「ボスフィールドに入ると風景は全く同じだが存在するのはロッ君と挑戦者のみと言う特別エリアに飛ばされる。ちなみに俺は岩蜥蜴と戦っていた時も実はそうなんじゃないかとおもってる」


 リクルスに向けてそう言いながら、目の前に現れた『弱体化しますか? はい/いいえ』のウィンドウを一瞥もせず『いいえ』を押す。もうこれも慣れたもんだ。


「んじゃ行ってくるからよーく見とけよ?」

「……うぃー」


 リクルスのテンション低めな声を背に受けながら、自身には『付与魔法』のオンパレード、そして『呪術魔法』でロッ君のVITを削り、駆け出していく。この時に『威圧』を忘れない様にするのがコツだ。


【ズズズズズズッ】


 発声器官が無いために、より強調される身体を動かす度に鳴り響く岩どうしの擦れる音を響かせながら、その巨体に違わぬゆっくりとした動きでこちらを迎撃しようと動き出す……が。


「遅いッ!」


 ダッ!(トーカが加速する音)


 バッ!(『縮地』でロッ君の後方に移動する音)

 ※この時『威圧』解除からの『隠密』発動は忘れない


「【ロックバッシュ】!」


 ドゴォォンッ!(殴り付ける音)


 ゴシャァァン!(ロッ君が地に伏せる音)


 シュワァァァァ……(ロッ君が消え逝く音)


 《レベルが上昇しました》


 お、ちょうどレベル上がったか。


「ふぅ、終わったぞ。な?意外といけそうだろ?」


 とりあえず弱点をぶっ叩いてをロッ君を一撃でボスから光へとジョブチェンジさせ、見学していたリクルスに声をかける。

 しかし、そのリクルスの反応は……


「いやいやいやいやっ!おかしい!色々とおかしい!」


 そんな否定的な反応だった。


「あぁ、弱点攻撃した所か。今回はデモンストレーションだし即討伐を第一にやったからな。今回は核心石目当てじゃないし」

「違う!そうじゃない!」


 思い当たる1番可能性が高い事を言ってみたが違う様だ。


「……?じゃあ何がおかしいんだ?」

「全部!1から10まで全部おかしい!」

「じゃあ残りの11から100までは平気なんだな?」

「ちっがぁぁぁぁう!だったら1から100まで全部おかしい!」


 別におかしくないぞ?俺の現在のステータスが


 ===============================


『トーカ』


  ジョブ:神官


  サブ:狩人


  Lv. 44


  HP:4400/4400

  MP:400/400


  STR:100(+125)

  VIT:37(+54)

  AGI:50(+25)

  DEX:50(+30)

  INT:200(+45)

  MND:50

  LUK:50

  SP:10



【パッシブ】

『不意打ち』『峰打ち』『手加減』

『失望』


【スキル】

『棍術Lv.9』 『弓術 Lv.6』

『罠術Lv.3』『回復魔法Lv.6』

『付与魔法Lv.8』『投擲Lv.5』

『見切りLv.10』『体術Lv.9』

『威圧Lv.5』『隠密Lv.7』『剣術Lv.3』

『軽業Lv.9』『疾走Lv.8』『調合Lv.4』

『縮地Lv.6』『鼓舞Lv.7』『暗視Lv.6』

『集中Lv.10』『料理Lv.2』『遠見Lv.7』

『瞑想Lv.5』『呪術魔法Lv.3』

『空歩Lv.8』


『跳躍Lv.8 (装備スキル)』



【称号】

『ウサギの天敵』『外道』

『ジャイアントキリング』

『一撃粉砕』『通り魔』『飛ばし屋』

『認められた者』『少女の救世主』

『身体破壊』『岩蜥蜴殺し』

『洞窟の天敵』『打撃好き』

『撲殺神官』『蹂躙せし者』

『狙撃手』『呪術師』

『恐怖の体現者』『危険人物』

『大量殺戮者』『災厄の権化』

『破壊の権化』『爆弾魔』

『いいとこ取り』『横取り』

『初代戦棍王者』『初代呪術魔法王者』

『粘着質』


【装備】

 メイン

『鉄のメイス』

 サブ

『???短剣』

 頭

『白狐面』

 上半身

『戦神官の服(上)』

 下半身

『戦神官の服(下)』

 腕

『なし』

 足

『兎脚靴』

 アクセサリー

『亀のお守り』

『兎のお守り』

『劣地竜の紋章』

『なし』


 ===============================


 で、ステータス補正が、ロッ君のレベルが50で俺より高いので『ジャイアントキリング』の効果で1.5倍。『粘着質』の効果で2倍で計3倍。よって最終的なINTが645。

 STRに至っては『打撃好き』の効果で更に1.2倍なので素の数値が360。それに装備分の数値と『撲殺神官』の効果でINTの数値を上乗せする。


 すると、最終的なSTRが1130となる。

 わぁお、数値がおっかしぃ……


 それに加えて『外道』と『一撃粉砕』と『不意打ち』と弱点攻撃でダメージが計16倍。それに『呪術魔法』でロッ君のVITをほぼ半減させた上に俺自身は『付与魔法』で強化てんこ盛りなのだ。


 むしろこれで倒れない方がおかしいと思うんだが……

 カレットももはやソロで狩れるし……


 という事を丁寧にリクルスに説明する。


「やっぱりおかしい!特にお前が!」

「……それは自覚してなくもない」

「そうなのか……」


 俺の顔から何か察したのか、いつにない慈しみに満ちたリクルスの表情が逆に俺の心を削っていく。


「……ロッ君狩り、行く?」

「……あぁ、弱体化は無しでいいや」


 とりあえず俺達は現実から目をそらしてロッ君狩り(レベリング)に逃げることにした。



ステータスは裏でちょこちょこいじってたので最後に作品に出た時から相当成長していると思いまする


さらっと登場したけど本文で紹介するタイミングを逃した称号達の紹介でござい


『粘着質』

何度も何度もしつこく同じ敵を倒し続けた証

同種モンスターとの連続戦闘数に

よってステータス、取得経験値が

『連続数%』分の増加(最大2倍)


『無謀な挑戦者』と同傾向の称号ですな


『初代〜王者』

第一回イベントの各部門で最良の成績を収めた証

〜に該当するスキルの威力、成長率が1.1倍



ちな鉄のメイスは間に合わせの店売り装備でやんす


今後その場のノリで色々なスキル(複合スキル含む)や称号、武器防具アイテムを増やしていくと思うので何かアイディアがあればお願いします!


おかしい所や誤字脱字、誤用などがあったら是非ご指摘お願いします


ブクマしてくれた方や読んでくれてる方本当にありがとうございます!


今後も当作品をよろしくお願いします!

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[一言] ロッ君殺しとOOの天敵称号ないのか (´・ω・`)
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