第57話 ランキング発表③
前話は人によっては不快に感じる……とまでは行かずとも蛇足と言うかあまりよく感じなかった様で……
ランキング発表って一種でも異常ほど文字数使うんですよね……そうするとどうしても伸びてしまうと言うか……もっとスリムにしようとすれば多分なんの面白みもなくすれば出来るんでしょうが……書いているうちに内容が勝手に変な方向に進んでくせいでどうしても伸びてしまうんですよね
っとグダグダ言っててもウザいだけでしょうが……
こんな駄作ですが今後ともお付き合いください
カレットのパフォーマンスの興奮冷めやらぬまま続いた各魔法種ランキングだが、回復魔法部門と付与魔法部門の二冠を果たした神官のリトゥーシュと言うプレイヤーと現在使い手が一人しかいないと言う理由で呪術魔法部門で1位となったトーカは、発表時の「アイツは何するんだろう!?」と言う視線に気まずい思いをしながら苦笑いで手を振るくらいしか出来なかった。
俺が絶望的な気分で呪術魔法部門のスポットライト(闇魔法部門の時とはまた違う感じで薄暗かったと言うより薄気味悪かった)を浴びてる時に、同じ思いをしたであろうリトゥーシュと目が合い、お互い大変ですねの意を込めて会釈したらあちらさんも苦笑い気味で会釈を返してくれた。
なんだろうね、二冠ってだけでも充分凄いのにノルシィの五冠(闇、光、土、風、水)とカレットのパフォーマンスのせいで霞んでしまってる……リトゥーシュ、どんまい。君の素晴らしい活躍は同じ神官として尊敬に値するよ。
俺なんて基本回復も付与も自分にしか掛けてないしな。
『さぁさぁ!なんかすごい事になった家宝ランキングも終わりまして、次のランキングに移って行きましょう!お次のランキングは〜』
エボ君が周囲をキョロキョロとして何かを警戒しながら言葉をためる。
『各エリア貢献度ランキング!』
そしてためにためた後に宣言するエボ君。どこか寂しそうに見えたのは気のせいだろうか。
『このランキングは入手ポイントではなく、どのぐらい防衛に貢献したかのランキングだよ!』
そしてそう言った後に、少し中央広場を見渡し、再び口を開く。
『つ、ま、り〜街の防壁に攻撃しに行くモンスターを優先的に狙って街の防衛を第一に考えたプレイングは貢献度が多くて、とりあえず殲滅戦じゃぁ〜みたいなノリでガンガン奥の方に進んでくプレイングは貢献度が低いんだよ。だからね、ポイントは高いのにランキング圏外とか、ポイントは低いけどランクインとか普通にありえるんだよ!』
そう言いながらもエボ君はチラッチラッと何人かのプレイヤー(俺を含む)を見てきていた。
あちゃーこれは俺貢献度めっちゃ低そうだな。だってガンガン奥の方に進んでたし……せいぜいボスを倒した程度じゃないか?直に貢献したのって。
『このランキングは上位3名を発表するよ!各エリアの防衛に最も貢献した英雄達の発表だ!』
担当が不在な為、少し寂しい無音のための後、少しつまらなそうな顔をしたエボ君が、その感情を吹き飛ばす様に『各エリアの英雄達は〜この人達だ!』と今まで以上に大きな声で発表する。
エボ君の上空に結果発表の時の様に巨大ウィンドウが出現する。
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《各エリア貢献度ランキング》
《北エリア》
1位『』
2位『ウィルクス』
3位『ミカンスキー』
《南エリア》
1位『』
2位『ナルトテ』
3位『タルぽん』
《東エリア》
1位『』
2位『ミミティア』
3位『ルーティ』
《西エリア》
1位『』
2位『カレット』
3位『リトゥーシュ』
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「おおっ!見ろトーカ!私の名前があるぞ!西エリアの2位だ!」
「おぉ、凄いじゃん、おめでとう」
嬉しそうに腕をブンブン振っているカレットにお祝いの言葉を送りつつ他のエリアの結果にも目を通していく。
やはりというかなんというか、歌舞伎や家宝のランキングで名前が出たプレイヤーが半分程を占めていた。
だが……
「なんで1位の所が空欄なんだ?」
「確に変だな……何かのミスか?」
俺がぼそっと漏らした疑問にカレットも首を傾げながら言葉を返してきた。
いや……流石にミスなんて無いと思うけどな……
他のプレイヤー達も困惑にざわざわし始め、「おい、どういう事だ?」「いや、分かんねぇ……」みたいな会話がちらほら聞こえ始めた頃、少し拗ねた……と言うよりは寂しそうにキョロキョロしていたエボ君がようやく口を開いた。
『各エリアの貢献度1位はこれから発表するよ!』
エボ君のその言葉にプレイヤー達が「「おおっ!」」とざわめき立つが、エボ君の少し寂しそうな雰囲気もあってか少し言葉の勢いが弱い様な気がする。
『まず最初は!今回の襲撃の中では一番の敵が弱くはあったけど、油断したらあっさり死にかねないと言うある意味際どいバランスの南エリア!そんな南エリアにおいて最も防衛に貢献した英雄は〜』
エボ君が両手を広げて語るその後ろには、イベント中の南エリアの映像が何枚ものウィンドウによって映し出されていた。それも特定のプレイヤーだけ、という訳でもなく多数のプレイヤーが映し出されており、「あ!今俺写った!」「あれ私じゃない!?」「俺出てこねぇ!」と言った声がちらほらと聞こえている。
『〜〜ナルナティア、君だっ!』
エボ君の盛大な発表と共にエボ君の背後のウィンドウが全て1人のプレイヤーの映像を映し出し、ご本人にも歌舞伎ランキングや家宝ランキングの時よりもより明るいスポットライトが当てられている。
『さぁさぁ南エリアの英雄代表のナルナティア君に何か一言いただきましょう!』
半分パニックになっているナルナティア君の前にマイクとメガホンが出現する。どうやら好きな方を使えと言うことらしい。
突然求められた一言にえっ、えっ、とテンパっているナルナティア君に向かって多くのプレイヤーから「テンパるなよ英雄さん!」「気楽に行こーぜ1位!」「焦んなくていいよーナンバーワン!」と優しい(?)言葉が投げかけられる。
『え、えーっと……今回南エリアで貢献度1位になったナルナティアです』
1回深呼吸したナルナティアが意を決した様にマイクを手に取り話し始めると、マイクによって拡散された声が中央広場に響き渡る。
『えっと、小学生の頃からこういう事とは縁がなかったので……何言えばいいか分かんないんですが……まぁ自分チキンなんで、奥にどんどん進むとか出来ないんですよ、そんで壁付近にいるのをメインに狩ってたらなんか貢献度1位とか言う身に余る賞をいただきました、ありがとうございます』
ナルナティアがそう言うと、周囲のプレイヤー達が「謙遜すんなよ1位!」「謙虚だねぇそれがナンバーワンの余裕ってやつか?」「勝って兜の緒を締めよ、さすが英雄はそこら辺徹底してるな」などと囃し立て、ナルナティアが恥ずかしそうにする。
『えーとは言っても途中で武器が壊れちゃいまして……もちろんパニクるじゃないですか』
ナルナ……彼がそう言うと、後ろの映像がそのシーンを映し出す。
《スタンピード・ベアー》を袈裟斬りにした時に硬質な音を立てて剣がへし折れ、驚き顔で戸惑う彼の姿が大画面で晒される。
細かい気遣いが出来るとは……やりおる。
『実は自分リアルでちょっと護身術みたいなのかじってて、なんとか反撃の腕振りを避けた後……っとすいませんあの時は必死というかなんというかでよく覚えてないんですが、確か万が一に備えて用意しといた短剣を熊公の目に突き刺して……腕振りながら仰け反ったから左脇の関節切り裂きながら後ろに回り込んで頸動脈辺りを短剣でぶっ刺して暴れるから背中に張り付いて短剣刺したままグリグリエグってHPを削り切ってなんとか生き残れたんですよ』
うわぁ……えっぐぅ……
彼が真顔でかつての激戦を振り返っている時にも、真後ろのウィンドウではそのVS熊公が映し出されており、心做しか中央広場のプレイヤー達も引いている様子だった。
『その後は予備の剣でなんとか凌いでました。それで更に安全策に走った結果何故か貢献度1位をいただきました』
そう言って彼が一言を〆る。先程の生々しい倒し方説明のせいで少し引き気味なテンションを上げる様に、あるいはさっきの説明を忘れる様に激しい拍手が送られ、彼は気恥しそうに頭をポリポリとかいていた。
護身術ってそんな事まで教えてるのか?いや……でもそんな事なんて俺の所は教えてくれなかったし……場所によりけりなのかな?
『さ、さぁ!なんともクレイジーなナルナティアの武勇伝を聞き終わった所で次行ってみよう!』
話題を切り替えるようにエボ君が言い、他のプレイヤー達もそれを盛り上げる為に盛大な拍手を送る。
ちなみに俺も必死で拍手していた。なんて言うか……思ったより倒し方がエグかったのだ、お前の撲殺や爆弾化はどうなんだとか言われそうだが……なんかベクトルが違うよね。
あ、カレットはナルナティアの話を聞いてめっちゃ盛り上がってたよ、私もやりたい!とか言い出したから焼き兎で沈静しておいた。
『お次の発表は!物理攻撃はお帰りください、ここは魔法こそ至上の世界だ!物理耐性ましましのモンスター蔓延る西エリア!そんな西エリアで最も防衛に貢献した英雄は〜』
エボ君が言葉をためるためる。まるで何かに備える様に、あるいは何かを待っているかの様に。何人かのプレイヤー達も少し寂しくなったのか辺りをキョロキョロしているが、特になにか見つかる訳でもなく、たっぷり30秒のためが発生しただけだった。
ちなみにその間も背後のウィンドウは絶えず様々なシーンを映し出しており、カレットが「映った!映ったぞ!」とか「あぁっ!?あの魔法私が放ったヤツだ!」とか「そこもうちょっと左!そうすれば映る!」とか騒いでいた。と言うかカレットお前最初は分かるけど後の二つはよく分かるな……俺には無理だぞ。
『〜〜ノルシィ、君だ!』
エボ君がそう言うと、先程と同じ様に他のランキングよりも一段と華々しいスポットライトがノルシィを照らすと同時に、後ろのウィンドウが彼女の活躍を映し出していく。……ただ、カレットはノルシィとほぼ一緒に戦っていたらしく、ノルシィのカットの半分くらいにカレットも映り込んでいたが。
そして先程と同じくノルシィの目の前にマイクとメガホンが現れる。既に前例を見ていたためか、一切の躊躇無くマイクを手に取る。
『は〜い、西エリア貢献度1位に選ばれたノルシィよ〜私は先程の彼みたいな素晴らしいことは言えないから、この場を借りて個人的な宣戦布告をさせてもらうわ〜』
ノルシィがさらっとナルナティアを弄りながらもそう言うと、ナルナティアのくだりで少し起こっていた笑いが個人的な宣戦布告の所で静まり返る。
『私と仲がいい人は知ってると思うけど……私って結構欲張りなのよね〜』
ノルシィが冗談めかして言うと、中央広場に笑いが起こり恐らくノルシィが言う『仲がいい人』に当たるであろう数人が「よっ!欲張りノルシィ!」と囃し立て、マイク無しの声で「顔は覚えたわよ〜」とノルシィが呟き小さな悲鳴が上がる。
そんな一連のやり取りの後、ノルシィが『ごほんっ』と咳払いを一つして、場の空気をシリアス(?)に戻す。
『それで〜欲張りな私は攻撃魔法ランキングを独占したかったのよ〜』
あぁ、なんか俺この先の展開読めたわ。
恐らく当事者になるであろう普段はあまり察しのよくないカレットも、何かを感じ取ったのだろう少し緊張の色が見えた。
そしてそれは他の人達もそうらしく、何人かのプレイヤーはチラチラと視線をノルシィとカレットの間を往復させている。
そんな空気の中、ノルシィは向けられる大量の視線をものともせず
『そう言う事でねぇカレットちゃん、次こういう機会があったら火魔法ランキングの1位も私が貰うから、よろしくねぇ』
そう宣言した。
そしてこれまた気を効かせたエボ君が、ノルシィが『カレットちゃん』と言ったところでカレットにもスポットライトを当て、更に宣戦布告が終わると同時にカレットの前にもマイクが現れた。
「トーカ、これは……」
「あぁ、お前の考えてる事であってるはずだ」
チラッと俺の方を見やったカレットにそう言葉を返す。すると、カレットは大きく頷きマイクを手に取った。
『その宣戦布告しっかりと受け取った!』
そしてマイクいらないんじゃ……と言いたくなるほどの大声でカレットが言葉を返す。その返事に人々は大いに盛り上がったが、それに構わずカレットが言葉を続ける。
『そして私からも宣戦布告をしよう!』
まさかの宣戦布告返しにプレイヤー達がざわめく。そのざわめきすら場を盛り上げるBGMと化しているこの空間で、持ち前の精神力を活かし臆することなくカレットが宣言する。
『次の機会には火魔法だけでなく風魔法でも私が1位を貰おう!』
力強いカレットの宣言が響くと、ノルシィが『こちらこそ受けてたつわぁ、負けても泣かないでねぇ?』と返す。
『ふん!敵に塩を送った事、後悔するがいいさ!』とカレットが返すと、ノルシィも負けじと『その塩が原因で塩分過多にならないといいわねぇ』と返す。
そんな口撃の応酬が続き、最終的に2人が同時に『絶対に負けない(わぁ)!』と言い放った。そして一拍の後「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」」」」とプレイヤー達が盛大に盛り上がった。
『素晴らしい!魔道士の互いの意地と意地のぶつかり合い!痺れるねぇ!次はどんな興奮が待ち構えているのか!さぁ次行ってみよう!』
エボ君も楽しそうにそう宣言し、まだ見ぬ次の1位へのプレッシャーが大変な事になっていく。
『お次の発表は!魔法はお呼びじゃねぇ!、ここは物理攻撃が物言う世界だ!魔法耐性抜群のモンスターが跋扈する東エリア!そんな東エリアで最も防衛に貢献した英雄は〜』
やはり少し長めな無音のためが行われ、背後には東エリアの映像が流れている。
あっ俺映った、《スタンピード・ベアー》殴り殺してる。あっフィロー写った、なんかぴょんぴょん跳ね回ってヒットアンドアウェイしてる。あっまた俺映った、《スタンピード・ラビット》蹴り上げて【チェインボム】で兎爆弾にしてる。
中央広場にいるプレイヤー達も「あっ!写った!」「あれぇ!?なんで戯れで来た東で写ってんの!?」「なんかちょこちょこヤベェ奴いない!?」「なにあの威力!?」と騒がしくしている。
『〜〜リベット、君だ!』
そしてリベットに当たる華々しいスポットライト。やっぱりリベットがここも持っていったか。まぁ予想はしてた。アイツのスタンスが親友の工房がある東エリアを死守するだったからな。必然的に貢献度も上がっていくだろ。
だが当のリベットは予想外だった様で、目を白黒させながら食べかけのフランクフルト(のような物)をポトリと落としていた。
そしてぎこち無い動きでマイクを手に取ると、深呼吸を一つしてから喋りだす。
『えっと、東エリアで貢献度1位になったリベットです。正直言って自分が選ばれるとは欠片も思ってなかったので驚きですが……少し納得もしています』
リベットゆっくりと、過去を振り返るように喋る。
『と言うのも自分は他の人に比べて防衛メインと言うか防衛しかして無かったので、本来ならデスラッシュ覚悟で北に行きたかったんですが……自分の親友がイベント発表の三日前に東エリアの門のすぐ側に自分の工房をようやく持てたタイミングだったんです』
その言葉に、そしてその意味を理解したプレイヤー達は様々な表情で彼を見ている。それは同情であったり尊敬であったりと様々だが、少なくとも負の感情がこもっている者はいなかった。
『そりゃぁもう焦りましたよ、自分の工房を持つ為にアイツが必死で頑張ってたの知ってたんで。こうなったら意地でも守り抜いてやると思って北に行くのを諦めて東で戦う事にしたんです。一緒に北に特攻する予定だった仲間には迷惑かけちゃいました』
リベットがすまなそうにそう言うと、その仲間であろうプレイヤーから「気にすんなよ!」と声が上がる。それを聞いたリベットはそちらに視線を向けると、小さく「ありがとう」と呟いた。
トーカがリベットの方を見やると、彼の側で気恥しそうにしているウォルカスを見付ける。そそくさと逃げ出そうとした所をリベットに襟首を掴まれて阻止されている様だ。きっと空気に耐え切れなかったんだろう。
『それで必死に東エリアで戦ってました。……でも、やっぱり1人じゃ無理だって思い知らされましたね、大群に囲まれれば逃げるのに精一杯でしたし、そもそも自分が使っていた武器だってその親友が作ってくれた物でしたし。それでもなんとか足掻いて……ボスにボッコボコにされました』
彼が微妙に苦笑いしながら言うと、それを知るものは同情と賞賛の視線を、知らないものはなんだよっ!と笑っていた。
もちろん俺は知っている側なので、同情の視線を向けていた。すると、不意にリベットがこちらに視線を向け、目が合う。
なんだ?と思っていると、そのままリベットは続ける。
『まぁ色々、ほんっとうに色々あってなんとかボスは討伐されたんですが……』
これも知ってる人とそれ以外で反応が分かれた。知ってる人達は「あぁ……色々あったね……」といった反応を、それ以外の人達は「色々ってなんだよ?」といった反応をしていた。
そしてそう言いながらもジィーっとこちらを見てくるリベット。
慌てて『白狐面』を装備し『隠密』を発動。こんな大衆の前で目立つなんて色々面倒だ……人によっては難癖付けてきそうだし……
大量の視線がこちらに向けられたが、『隠密』と『白狐面』そして夜で暗かったのも幸いし、見つかる事は無かった様だ。もっとも索敵に特化したプレイヤーにはバレているだろうが。
『とまぁなんやかんやあって親友の工房がある東エリアを守り抜く事が出来たんです。こんな見ず知らずな奴の話を聞いてくれてありがうございました』
リベットがそう〆ると、一斉に盛大な拍手が送られる。その拍手を一身に受けたリベットは「ちょっ!やめて!拍手される様なことして無い!」と言いながらウォルカスを盾に隠れ、ウォルカスに「ええっ!?親友を盾にするとか貴方正気ですか!?ちょっ、やめっ!拍手やめてくださいッ!」と言われ、周囲の人々は「照れんなよー英雄とその親友!」「そうだそうだ!英雄の親友!」と囃し立て、ウォルカスが「なんで私がメインになってるんです!?」と悲痛な叫びを上げている。
『さぁさぁ、湿っぽい話の次はパァーっと行こう!お次の発表は!ここは戦場、力が支配する血と死が溢れる理想郷。生きる為には殺すしかなく、殺されない為にも殺すしかない。気を抜いたが最後、その瞬間が死期となる。明日のお前は死体か英雄か、物理攻撃と魔法と知識と技術と絆と策略と、己が持つ力を全て注ぎ込め!猛者集まりて世界に轟け!他エリアとは一線を画す人外魔境の北エリア!そんな北エリアに相応しい戦いぶりを見せ、街を護った英雄は〜〜〜』
仰々しい言葉と当然の様に長いためが行われ、エボ君の背後にある幾枚ものウィンドウに北エリアで戦ったプレイヤーが映し出されていく。
『〜〜〜マリアンヌ、君だ!』
バンッ!とスポットライトが当たったのは中央広場の一角、やけに人が少ないエリアの中心に光が注がれていた。
そしてその光が当たっているのは……フリフリが大量に付いたドレスをを身に纏い、滑らかな茶髪を側頭部二箇所で結んでいる……言わいるツインテールと呼ばれる髪型をした……
マリアンヌと言う女性らしい名前からは想像も出来ない程パンッパンに膨れ上がった筋肉の鎧を着こなす大柄な人物だった。
ランキング回は今後出てくるかすら不明な新キャラが大量に出てくる……
そしてまるで感想返信できず本当に申し訳ない……
返信は出来ていませんがしっかり読ませてもらってます!
今後その場のノリで色々なスキル(複合スキル含む)や称号、武器防具アイテムを増やしていくと思うので何かアイディアがあればお願いします!
おかしい所や誤字脱字、誤用などがあったら是非ご指摘お願いします
ブクマしてくれた方や読んでくれてる方本当にありがとうございます!
今後も当作品をよろしくお願いします!




